レスリングの明治杯全日本選抜選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)3日目(23日、駒沢体育館)、パリ五輪女子76キロ級金メダルの鏡優翔(24=サントリー)が〝復活V〟を遂げた。

 昨年12月の全日本選手権の決勝で、松雪泰葉(26=ジェイテクト)に逆転負けを喫した。再戦となったこの日の決勝で、まずは鏡が6―2で勝利。そして、今秋のアジア大会(愛知・名古屋)と世界選手権(カザフスタン)の代表の座をかけたプレーオフで再び対戦し、3―2で松雪を下した。

 試合後に鏡は「本当に久しぶりの優勝で、すごくうれしい。本当に負けてから誰よりも練習をしたし、練習以外でもレスリングのことを考えて、いろんな活動をした。勉強もしながら、すごいスケジュールの中で練習だけは絶対にブラさずに、私はずっとやっていたという自信があった。この結果を経て、証明できたと思う」と感無量の表情を浮かべた。

 その上で「自分自身に甘えがあったんだろうなというのは(前回の)結果から思った。こうやって負けて気づくのは、もう二度とないようにしたかった。自分自身に眠っていた闘争心があったのが今回気づけたので、それを絶やさずに、アジア大会と世界選手権で金メダルを取りたい。その勢いをつけて、12月の全日本選手権でもしっかり勝ちたい」と言葉に力を込めた。