和製大関は大丈夫なのか。大相撲夏場所8日目(17日、東京・両国国技館)、大関琴桜(28=佐渡ヶ嶽)が幕内大栄翔(32=追手風)に一方的に押し出され、ドロ沼の4連敗。今場所は横綱が不在で大関陣に期待がかかる中、6敗目を喫して負け越しの危機に直面している。取組後の支度部屋では「コメントする言葉もない…」と小声で話してうつむいた。
一昨年九州場所の初優勝以降は低迷し、2桁白星は1度だけ。不振の要因の一つとして指摘されているのが、真面目すぎる性格だ。本場所中は酒を1滴も口にせず、負けた日の夜は、部屋の稽古場で黙々と四股を踏むほど。父で師匠の佐渡ヶ嶽親方(元関脇琴ノ若)が気分転換の目的で「飲みに行くか?」と誘っても「一人でいたいです」と断られたこともあるという。
琴桜の兄弟子で、部屋付きの荒磯親方(元関脇琴勇輝)は「僕なんかは、だいたい(取組後に)飲みに行くタイプだったので。琴桜が入ってきた最初のころ、師匠から『勇輝、いらんこと教えんなよ』『いらんところに連れていくなよ』とよく言われたんですけど。その師匠が『今考えたら、ちょっとぐらい連れていってもらった方が良かったかな…』とポロッと言ったことがある」と証言する。
その上で「本人(琴桜)も『正直、外への出方が分からない』と言っていた。出たくても、どう気分転換したらいいか分からないところもあるみたい」と弟弟子が抱える〝苦悩〟を明かした。
もちろん、真面目に相撲と向き合う姿勢は琴桜の取りえでもあるのだが…。長所と短所は表裏一体ということか。












