新日本プロレス10日後楽園大会で、藤田晃生(24)がNEVER無差別級王者ウルフアロン(30)を撃破し挑戦権を確実にした。
藤田はこの日、大岩陵平と組みウルフ&タイチと対戦した。バカまっしぐら(ヘッドバット)からのジャーマンスープレックスで自身よりも29キロ重いウルフを投げ切り3カウントを奪取。「今日の結果でノーとは言わせない」と王座挑戦を猛アピールした。
ウルフはNEVER王者としてG1クライマックス出場も果たした誰もが認めるスーパールーキーだが、藤田の評価は手厳しい。本紙の取材に「ナメてはないとは思うんですけど、ぬるま湯に浸っちゃってるな、周りの人間が甘やかしてるなっていうのはすごく感じる」とバッサリ。対戦が予定されていた8月16日両国大会が当日欠場となり、復帰戦の同30日下関大会で「生きてます、以上!」と、柴田勝頼の名言を引用していたことにも違和感を表明する。
「たかだか体調不良で1日休んだヤツが、NEVERの歴史を作ってきた柴田勝頼が(硬膜下血腫を乗り越えて)プロレスラーとしてリングに帰って来た時の言葉を軽々しく使うのは…。ベルトに着飾られてるからこそ、あんな浅いファッションみたいなコメントが軽く言えたりするんだろうなって。棚橋弘至とかどう思ってるんだろうと思いますよ」
藤田自身がファン時代の2010年代に柴田や石井智宏が激闘を繰り広げたNEVERに魅せられたからこそ、ウルフの言動は〝プロレス愛〟から来るものに見えないという。「ファンでもないと思うんですよ。そんなに好きじゃなかったんだろうなって」と斬り捨てると「手を広げすぎてるし、好かれようとしすぎてる感があるので。そんなことしなくても金メダリストなんだから、自分の地を貫けばどう考えてもすごいんだから…って思っちゃうのが余計に腹が立ちますね」と断罪した。
「男と男のしばき合い、どつき合いを真っすぐに表現してたベルトかなと思いますね。自分が王者になれば自然とそうなるんじゃないかなって。全員どつきまわして、あの時のNEVERを取り戻してさらに輝かせたいなと思ってます」。ジュニアヘビー級の新星が、かつて憧れた無差別級のベルトに命を吹き込む。













