初代タイガーマスク(佐山サトル)率いるストロングスタイルプロレス(SSPW)のSSPWタッグ王者スーパー・タイガーが、初代からの〝虎魂〟継承を誓った。
「虎の仮面」をかぶって活躍したレスラーは初代、2代目(故三沢光晴さん)、3代目(金本浩二)、新日本プロレスの4代目がいる。だが4代目は8日の新日本後楽園大会で引退したことで、「タイガー」を名乗ってリングに上がる虎仮面はS・タイガーだけとなった。取材に応じたS・タイガーは「その部分もあって、しっかり外に対してもアピールしていきたい。虎のマスクも実際、世間で知る人も少なくなってきたから」と〝最後の虎〟としての使命を語る。
S・タイガーの初代も佐山で、UWF時代に名乗っていた。佐山の格闘技の弟子だった2代目は「4代目と間下(隼人)はプロレスラーになりたくてうちに入ってきたが、僕はもともとが格闘技。プロレスは好きだったが、虎のマスクには全く興味がなかった」と意外な経緯を明かす。師匠についても「格闘技としての付き合いが長かったんで。僕にとっては『武』の人。ブレないし、はやりものには絶対に流されない」と、「初代タイガーマスク」という世間の認識とはズレがあったという。
それがある日、師匠からいきなり、格闘技と同時進行で「お前、S・タイガーやれ」との指示を受けた。「やるもやらないもなく、やることだけが決定していた。でもそこから、プロレスの練習は『一切やらなくていい』と言われ、何をしていいかわからなかった」と苦笑い。2007年3月にSSPWの前身リアルジャパンプロレスでデビューしたが、「自分がしっかり魅せていかないといけない。マスクの重みは今まで十分に感じてきたし、今は僕のマスクと思っている」と話し「タイガー」の重圧との闘いでもあった。
来年3月にはデビュー20周年を迎える。PRIDE&K―1全盛の00年代、素顔で格闘技のメジャーリングに上がる交渉に入ったが、最終的に師匠がすべて断った。「僕は何で食べていけば…」と戸惑いもあったというが「よそに出ると、よその色が移るということだった。そのおかげでブレずに今も続けられているし、コンディションもいい。そういうところは感謝しかない」と初代への思いを口にする。
8月27日のSSPW後楽園ホール大会では、竹田誠志とのSSPWタッグ王者コンビで、関本大介&澤田敦士の挑戦を受ける。〝最後の虎仮面〟として「うちの下半期をもっともっと上げていかなければ」と、絶対防衛を掲げている。













