東京女子プロレス7日日の後楽園大会で、プリンセス・オブ・プリンセス王者の荒井優希(28)が上福ゆきを下しV3に成功した。

上福ゆき(左)を攻める荒井優希
上福ゆき(左)を攻める荒井優希

 試合は序盤から互いに譲らぬ熱戦となる。場外戦では顔面を張り合うなどヒートアップ。顔面をビッグブーツで蹴りぬかれるなどダメージを負わされると、リングに戻ってからは脚を固められながら顔面を手でひっぱられて強制的に〝変顔〟を作らされるなどメンタルへの攻撃もしかけられた。

 だが荒井もロープの反動を利用したビッグブーツを放つなど応戦し、両者が相手の顔面を狙った攻撃を繰り出して一進一退の攻防だ。その後、雪崩式ブレーンバスター、卍固め、ユッキーカッター(変型大外刈り)と上福の猛攻を耐え抜くと、最後は新人賞で顔面を蹴ってからファイナリー(かかと落とし)につないで3カウントを奪った。

 試合後、荒井は「3度目の防衛、成功しました。荒井はかっこよかったですか?」と観客に問いかけ歓声を浴びる。そして上福に「何度もシングルでも戦ってきた相手で、戦う時に〝悔しい〟っていう気持ちと〝楽しい〟っていう気持ちがこみ上げてくるんですけど、上福さんの生き方とかファイトスタイルとか好きで。そんな上福さんがいるから東京女子の幅が広がっていると思うから、自分もそんな選手になりたいと思いました」と思いを告げた。

山下実優(右)の挑戦を受ける荒井優希
山下実優(右)の挑戦を受ける荒井優希

 するとそこに現れたのが英国遠征に出ていた山下実優だ。英国で手に入れたEVEのベルトを肩に「イギリスに行って強い相手を倒してこのベルトを手に入れて最初に頭に浮かんだのがこの東京女子のベルト。そのベルトに挑戦したい!と思い急いで帰ってきました」と挑戦表明された。

 これに荒井は「自分も、もし防衛できたら次、山下さんを指名したいと思っていました。昨年末(12月22日に)山下さんに(65秒で)秒殺された試合が何日経っても忘れられなくて。自分はこのベルトを巻いた時から、山下さんを倒した時が本当のチャンピオンになれるんじゃないかなって思ってます。私はアナタを超えていきますし、山下さんのプロレス人生…、いや、人生で忘れられない日にしたいと思います」として7月18日の後楽園大会でのV4戦の相手に指名。「あの頃とは違う荒井なんだっていうのを山下さんにも皆さんにもお見せしたいと思っています」として握手を交わした。

 また、インターナショナル・プリンセス王座は鈴芽が桐生真弥を下し初防衛。上原わかなの挑戦表明を受け、V1戦が決定的となった。