全日本プロレス18日の後楽園大会で、世界タッグ王者の宮原健斗(36)、青柳優馬(29)組がドラゴンゲートの極悪軍「Z―Brats(Zブラッツ)」のKAI(42)、菊田円(25)組を下しV2に成功した。
戦前、優馬が菊田組に挑戦させるために土下座したり、本人の許可なく〝宮原の髪の毛をかける〟と約束するなどしたために王者組の絆は戦前からギクシャクしていた。さらに優馬はこの日の入場で隠し持っていた手動バリカンを取り出して宮原に突きつけ、その危機感をあおった。
この優馬の奇行が吉と出るか凶と出るか…。注目の中ゴングが鳴らされると、開始早々王者組は連係でペースをつかみにかかる。だが、優馬が捕獲した菊田を蹴りぬこうとした宮原の蹴りが誤爆。ここから挑戦者組に場外戦へ引きずり込まれ、得意のラフファイトも交えて苦戦を強いられた。
すると中盤には宮原がKAIに絞めあげられ、落とされそうになる大ピンチを迎える。だが、ここでバリカンの出番だ。優馬はバリカンをカシャカシャさせて「負けたらこれだぞ!」と宮原の並外れた自己愛をあおって意識を戻させることに成功。ここから一進一退のペースに引き戻した。
さらに優馬は土下座で菊田の動きを止めて、ヘッドシザーズホイップで吹っ飛ばすなど徐々に流れをつかみにかかる。その後も挑戦者組からはパイプイス攻撃などラフ攻撃で反撃を受けたが、丸刈りは絶対に免れたい宮原が脅威のタフネスで3カウントを許さなかった。
だが終盤、KAIに投げられた宮原が和田京平レフェリーに衝突しリングは無法状態に突入。するとKAIがここぞとばかりにパイプイスを持ち込んだ。だが、リングインした優馬がイスごとKAIをドロップキックで吹っ飛ばすことに成功。さらに優馬はダウンしているKAIをイスに座らせ、宮原のブラックアウト(ヒザ蹴り)とスピンキックの合体技で蹴りぬいた。
ここから宮原が一気に攻めてシャットダウンスープレックスでKAIを仕留めてベルトと髪の毛を守った。その後、宮原はバリカンを手にKAIに丸刈りを迫る。だがKAIから土下座からの金的をされてのたうち回る結果になった。
コメントスペースで髪の毛をなでた宮原は「KAI&菊田。また会えるのを楽しみにしているよ。いい刺激をもらったぜ」と満足げ。試合後に「北斗軍」の大森北斗&タロースから7月17日の東京・後楽園ホール大会での挑戦の意向を表明されたが「この世界タッグのベルトもかなり年季が入っているからな。次の世界タッグ戦で新しいベルトを紹介しようと考えているよ、100代目王者の権限で!」と発表。優馬を「ま、マジか!」とたじろがせた。












