全日本プロレスの安齊勇馬(27)が国民的ヒーロー、ウルトラマンへの変身という壮大な目標を掲げた。「プライム・ビデオ」の恋愛リアリティー番組「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン4への参加以来、人気急上昇中の貴公子は女性誌や映画界から引っ張りだこ。団体人気もけん引する男が抱く王道への思いと、描く新たな夢とは――。

 安齊は週刊誌「AERA 7月13日号」(7月6日発売)の表紙に大抜てき。新作映画「傀―KAI―」の主演も決まるなどリング外での活躍も目覚ましい。取材に対し「プロレスだけじゃ正直届かなかったところに急に来てる。(プロレス以外の)仕事量でいったら10倍でも20倍でも足りないぐらい。今月もほとんど休みがないですけど、ファンの人が喜んでくれたり、全日本プロレスのことを知ってくれたりするのがうれしい。全然働けてます」と笑顔を見せた。

 18日後楽園大会も全席完売するなど団体も上り調子だ。自身の効果については「数ある要因の中の一つが僕のバチェロレッテだっただけ」と分析。「今年のチャンピオン・カーニバルも異様な熱を帯びてたし、みんなでずっとやってきたことが爆発して今がある。ちっちゃな起爆剤の一つにはなったかなと思っています。全日本プロレスの試合って見れば絶対面白い。やっと全日本が持つべき人気を得ているなという思いです」と王道マットの現状を喜んだ。

 次なる目標は何か。「今までの人生プロレスしかなかったので、せっかくの機会だからなるべくプロレスと離れたことがしたい。目指すはウルトラマンです」と国民的人気を誇る特撮テレビ番組への出演を野望に掲げた。自身が出演した映画「ブゴン対ジュンダ対レイガ別府最大の決戦」の田口清隆監督が、ウルトラシリーズも手がけていることを引き合いに「ちょい役からスタートすればいつかは僕も変身する立場に来るんじゃないかなって。そのままスーツにも入れるので、人件費も浮きますよ。円谷プロさんどうでしょうか!」と無邪気に少年のような瞳を輝かせた。

 リング上での活躍ももちろん忘れていない。24日の新木場大会では小藤将太とのタッグで青柳優馬&矢野安崇に勝利し、アジアタッグ王座(現王者は青柳亮生&ライジングHAYATO)への挑戦権を獲得。「ベルトがあるのとないのじゃ、視線の奪い方が全然違う。入場した瞬間に、すごい人ってわかるじゃないですか。だからこそベルトが今余計に欲しい」とニヤリ。〝光の巨人〟のごとき活躍で今後も話題を集めていきそうだ。