16日に大阪で開催される「ACN EXPO EKIDEN(エキスポ駅伝)」を前に、国学院大の前田康弘監督(47)が〝レースの位置づけ〟を明かした。

 駅伝界史上初めて大学と実業団の有力チームが直接対決する歴史的一戦には、箱根駅伝覇者の青学大、駒大、国学院大、トヨタ自動車、富士通らが参戦。国学院大はエース・平林清澄(4年)の出走を回避した若い布陣で挑む決断を下した。

 15日の記者会見後の取材で指揮官は「4年生はやっぱりなかなかこのタイミングでは出せない。実業団に行く選手たちは寮に入るし、なかなかモチベーションが難しい。それに大学4年生は4年目の箱根駅伝が終わって、入社するまでの期間が数少ないリフレッシュ期間だし、あと2か月頑張るぞと言ってもなかなかモチベーションは保てない」と吐露した。

 ただ、実業団の選手たちと真剣勝負ができる貴重な舞台であることは変わりない。そこで「新チームの3年生以下で、秋の駅伝を見据えて、ここで試したい選手をテストしたり、駅伝力を見る方が僕らのチーム運営としてのメリットがある」と切り出した上で「実業団との勝負というよりは、チームの今年のビジョンの戦力の枚数を増やした方がいいというふうに舵を切る方がいい」との考えで戦う道を選んだ。

 16日のレースでは優勝候補のトヨタ自動車、富士通がそろって4区に外国人選手を起用する。大学生にとって厳しい1日となるが「学生たちはシンプルに実業団チームを倒したいと思って頑張っているので、全力で明日は臨んでいきたい」と決意表明。学生3大駅伝へ向けて、新戦力の台頭に期待だ。