青学大の原晋監督が4日、神奈川・相模原市内のキャンパスで長距離ブロックの女子駅伝チーム創設記者会見に出席。女子駅伝チームの指導スタイルを〝原節〟を使って説明した。

 原監督は2004年に同部の男子長距離ブロックの監督に就任。15年に東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で初優勝に導いた。今や男子の長距離界ではトップの指導者となったが、最初の女子部員には京都・立命館宇治高出身の芦田和佳、兵庫・須磨学園高出身の池野絵莉(ともに1年)を迎え入れた。まずは個の能力を高め、来年の全日本大学女子駅伝優勝を目指す。

 原監督は「今まで女子の強化でよく耳にするのが練習パートナー、サポートをつけるのがあるある」と前置きして、2人をスカウトする際には「そんなぬるっちょいことはしないよ」と伝えたという。

 この言葉の意味には「そもそも素晴らしいランナーの後ろを走るのであれば、前の選手のフォームに似て同化する。練習パートナーのランナーを否定するわけではないが、トップの選手ではないわけですよね。後ろを走ることは、果たして良いことなのかと思った」と疑問を抱いたという。

 さらにここからは原監督の熱い思いがあふれた。「風よけの後ろについて、温室育ちの選手を育てて何が強くなるんだと僕は思った」と本音を吐露。続けて「そんな君たちのために、練習パートナーは用意しないよ。その代わりに男子のトップ選手がいるから、それにくらいつけ。どんどん行け。それで強くなるよ」と2人に訴えた。

 原監督が長年男子の指導で培った勝利への導き方と、自ら育て上げたトップ選手を生かし、女子長距離界にも名乗りを上げた。