F1アストンマーティンが財政難で中国企業に〝身売り〟する可能性が出てきた。

 今シーズン、マシン開発の遅延などから低空飛行が続いているアストンマーティンのオーナー兼会長であるローレンス・ストロール氏と、そのコンソーシアムは最近チームに対して5000万ポンド(約107億円)の資金を注入した。2020年にチームの経営に携わってから実に8回目の緊急投入になるという。

 この緊急支援について専門メディア「F1 OVERSTEER」は「この状況はカナダ人実業家(ローレンス氏)のF1における将来、ひいてはチーム全体の将来についてさまざまな臆測を呼んでいる」とし「(中国自動車大手の)吉利汽車が横やりを入れて契約を成立させる絶好の機会になるかもしれない」と指摘した。

 その上で「吉利汽車はすでにアストンマーティンの株式17%を保有しており、長年にわたって資金援助を行っている。同チームの投資家の中でローレンス氏が退任した場合、吉利汽車がもっとも積極的に出資する可能性は高く、そうなればF1グリッドに加わることになるかもしれない」と伝えた。

 その一方、吉利汽車と中国メーカーのBYDはレッドブルとレーシングブルズの売却についても話し合いを行っているとの報道も出ている中、アストンマーティンはどこに向かうのだろうか。