新たな取り組みで〝強い鉄紺〟を取り戻す――。今年1月の東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で総合15位に終わり、20年間守ってきたシード権を落とした東洋大が、昨季からの逆襲に燃えている。

 全日本大学駅伝関東地区選考会(4日、神奈川・レモンガススタジアム平塚)では、3時間58分51秒88の総合5位で2大会ぶりに本大会出場を決めた。1組目で先陣を切った陣内紫音(3年)は「今年は〝原点回帰〟というテーマの中で新主将のもと、すごく強い1年生も入ってきて、箱根では3位以内を目標に掲げている」と今季の意気込みを語った。

 さらに、陣内は悔しさを味わった昨季からのチームの変化として「今までの練習はもちろんやるが、プラスアルファの各自の練習も力を入れていこうとなった。練習の集合時間以外での有酸素運動を行っている」と新たな取り組みを明かした。

 チームは授業のある平日は朝と午後に2回練習を行っている中で「朝練習の後で(授業の空き時間に)プラスでダウンをやったり、自分は夕食後にウオークやバイクなどをやっている」と各自で汗を流す程度で体を動かしている。陣内は各自の取り組みによって「逆に軽く走ることによって、それが疲労を流すことにもなる。状態の向上や、故障からの早い立ち上がりにはつながっていると思う」とコンディション面でプラスの効果を実感している。

 かつて東洋大は箱根駅伝で2009年から11年連続で総合3位以内に入り、4度の総合優勝を経験するなど屈指の名門校。昨季よりも自主性が高まったチームで、再びはい上がってみせる。