青山学院大学陸上競技部は4日、神奈川・相模原市内のキャンパスで長距離ブロックの女子駅伝チーム創設記者会見を行い、ロールモデルを明かした。
同部は男子と同様原晋監督が指揮を執り、女子責任者はOBの橋本崚コーチが務める。記念すべき部員第1期生は京都・立命館宇治高出身の芦田和佳、兵庫・須磨学園高出身の池野絵莉(ともに1年)の2人。2人は昨年7月の全国高校総体(インターハイ)の女子3000メートルで日本人ワンツーフィニッシュを収め、同12月の全国高校駅伝でともにエース区間の1区(6キロ)を走った実力者だ。
現在は部員が2人のため「関東インカレや日本選手権、五輪、世界陸上代表輩出を目指していきたい」とまずは個の能力を高めていく。来年以降は部員を最大10人ほどに増やし、来年10月の全日本大学女子駅伝、再来年2月の全国大学対校男女混合駅伝競走大会、同12月の富士山女子駅伝でそれぞれ初出場、初優勝を掲げた。
原監督はまず会見で、女子長距離3種目で20年以上高校記録が更新されていないこと、女子都道府県高校駅伝に単独チームとして参加した高校が10年で約4割も減少しているというデータなどを示し、これらの事実に危機感を抱いた。
その上で〝真のライバル〟に「女子ゴルフ界」を指名。故ジャンボ尾崎さんら男子ゴルファーの活躍が目立った1970~90年代から「時代が動いたのは2003年」と切り出した。
同年に宮城・東北高校3年生時にアマチュアの宮里藍さんが「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で優勝し、翌年に横峯さくらさんがプロデビュー。原監督は女子プロゴルフツアーの03年の試合数が年間30試合、1試合の平均賞金総額は約6300万円から、26年には37試合、賞金は約2倍に増えたという事実を用い「宮里藍さんと横峯さくらさんを中心に魅力ある選手が続々と誕生し、日本女子プロゴルフツアーは一気に盛り上がった」と指摘した。
その女子ゴルフ界の変化のように「あのメカニズムを我々も勉強しながら女性が輝かしく、自分らしく走れる環境を整えることで結果として記録も伸びるし、競技人口も増えるという構造を作っていきたい」と女子長距離界に新たな風をもたらしていく。











