米国・AEWで活躍する柴田勝頼(45)が、古巣・新日本プロレスの旗揚げ記念日(6日、大田区総合体育館)に熱視線を注いでいる。同大会ではIWGP世界ヘビー級王者・後藤洋央紀(45)が、棚橋弘至(48)とのV1戦に臨む。両者と深い関わりを持ち、後藤から将来的な防衛戦の相手として指名を受けている柴田は、大田区決戦の勝者との対戦に意欲を見せた。

 柴田は現在、AEWマットでサモア・ジョー、フックとのユニット「THE OPPS」で活躍している。そんな中で刺激となったのが、三重県立桑名工業高校の同級生だった後藤のIWGP世界王座初戴冠だ。2月1日の新日本大阪大会でキャリア22年目にして団体最高峰王座を手に入れた後藤は、戦前から柴田との防衛戦も将来的な野望として掲げていた。

 米国でツアー中だった柴田も、大阪大会は全試合映像をチェックしたという。取材に対し「純粋におめでとうって気持ちしかないですね。本人も『ラストチャンス』と言ってたけど、その通りだと思ってたし。(対戦相手希望に)自分の名前を東スポで出した時には『ああ、こりゃ勝てねえかな』って。勝率が下がった気もしたんですが、そこを勝ったことで試合できる可能性も十分あるなって思いました」と前のめりだった後藤に抱いた胸騒ぎを振り返りつつ、祝福の言葉を贈った。

 いつの日かIWGPをかけて2人で戦うことは、高校時代からの約束でもある。柴田も「たぶん後藤が持ってる今のタイミングでしかできないこと。可能性があるとしたら『Fоrbidden Dооr(FD)』だろうし、そこまで保持してくれたら可能性が一気に出てくるんじゃないかなって。夢は諦めずにかなえるのが夢なので。あとは後藤の頑張り次第だと思います」と呼応。今年は8月24日(日本時間同25日)に英国・ロンドンで開催される両団体の合同興行での実現を見据えた。

 一方で大田区決戦で後藤に挑戦するかつてのライバル・棚橋とも、1月5日東京ドーム大会でエキシビションマッチを戦い再戦を誓い合っている。「ドームで5分だったけど試合して『もう1回やろう』『同じリングに立とう』と約束しているので。(棚橋が)今回ベルトを取ったら…FDで」と呼びかけ。結果的に、柴田が大田区決戦の勝者との対戦を熱望する形となってしまったが「今の新日本によくある、チャレンジャーに(王者が)挑戦するっていうパターンで。どっちにしろ、テメエらで禁断の扉開けてこいよって。とにかくAEWのリングで待ってますよ」と笑みを浮かべた。

「2025年、何が起きるか分からないなって思いましたよね。こっちはこっちでサモア・ジョーとフックとトリオ結成したりしてるんで。どうなっていくのか自分でも分からないけど、後藤がIWGP巻いたり、棚橋君は今年で(現役生活が)最後だったり…いろいろなものが交差するのは、今年しかない気もするので」。数奇な運命を経てそれぞれの道を歩む柴田、後藤、棚橋の3人。再会の時はいつ、どのような形で訪れるのだろうか――。