全日本プロレスの3冠ヘビー級選手権(24日、エスフォルタアリーナ八王子)で王者・斉藤ジュン(38)が挑戦者の青柳優馬(29)を退け、2度目の防衛を果たした。

 双子の弟・レイとの斉藤ブラザーズで世界タッグ王座を保持するジュンは、9日に後楽園ホールで行われた青柳兄弟(優馬&亮生)とのV8戦で左足を負傷。その影響で2大会連続で欠場しており、この日が復帰戦となった。

 セミメインでは「プロレス兄弟 スペシャルシングルマッチ」としてレイと亮生の〝弟対決〟が行われ、亮生に軍配が上がった。

 メインで弟の分まで負けられないジュンは、優馬と強烈なラリアットを放ち合うなど〝兄同士〟の意地の張り合いを見せる。最後はジュンがブレーンバスターの体勢から前方へたたきつける新技「デイズ・ガーン」で挑戦者を沈め、3カウントを奪った。

斉藤ジュンが繰り出した新技「デイズ・ガーン」
斉藤ジュンが繰り出した新技「デイズ・ガーン」

 試合後にリング上で「これでやっと青柳兄弟と決着がついた。青柳優馬、あんたは素晴らしいプロレスラーだが、今日勝ったのはこの俺、斉藤ジュンだ。きっちりとDOOMしてやったぜ」と堂々の勝利宣言。ファンに向けて「俺の足を心配しているやつらが、もしかしたらいるかもしれないが、この通りだから何も心配するな」と呼びかけた。

 その後、花道から〝エース〟宮原健斗(35)が登場。「そろそろ、その3冠ベルト返してもらっていいかな。このベルトを失って2年。斉藤ジュン、おまえに改めて教えてやるよ。その3冠ベルトが世界一似合う男はこの俺だ」と現王者に言い放ち、3月29日の大田区大会での王座戦を提案した。

 宮原は3月9日の後楽園大会で、優馬との〝ビジネスタッグ〟で世界タッグ王座に挑むことも決まっている。そのため「おい、斉藤ジュン。3月で全てを失うぞ。その覚悟があるなら俺と戦え」と要求した。

試合後、王者にウザ絡みする宮原健斗(右)
試合後、王者にウザ絡みする宮原健斗(右)

 これにジュンは受諾した上で「俺が甘いものを食べようとしていたのに、また邪魔しやがって…。まあいいや、今日はチョコレートを用意した。このチョコレートはバレンタインに青柳優馬からもらったやつだ。『勝ったら食べてやる』と言っていたからな、今ここで食べさせてもらうぜ」と、満足そうな表情を浮かべながら板チョコをほおばった。

 最後に、上機嫌の王者は「八王子DOOM!!」と高らかに宣言し、大会を締めくくった。