新日本プロレス8日の「NEW JAPAN CUP」1回戦(山梨)で、鷹木信悟(41)が上村優也(29)を下し2回戦(13日、岡山)に進出した。4月6日東京・両国国技館大会でのIWGP世界ヘビー級王座挑戦権がかかる今トーナメントにおいて、現王者の内藤哲也(41)から〝本命〟に指名された男が好発進。「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」同門王座戦への思いを明かした。
地元・山梨で初戦を迎えた鷹木は、上村の腕攻めに苦しめられながらも、カンヌキスープレックスだけは許さない。フランケンシュタイナーをキャッチしてパワーボムで叩きつけると、パンピングボンバーを発射。最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンでゲイブ・キッドとの2回戦に駒を進めた。
今年10月にデビュー20周年の節目を迎える鷹木は、試合後のマイクで今秋開催予定の山梨大会を記念興行にするよう棚橋弘至社長に要求。「そうなると、手土産を持ってこないといけねえよな。IWGP世界のベルトを持って凱旋してやる」と高らかに宣言した。
アニマル浜口ジム時代から付き合いのある内藤はLIJ同門王座戦を熱望しており、鷹木は今大会の本命に指名された。もちろん、その思いは同じだ。「両国のメインも随分の昔になってるから。(LIJに)加入した地でもあるし、内藤とタイトルをかけてやりたいなと」
昨年2月大阪大会で当時の王者オカダ・カズチカに挑戦失敗した夜は、宿泊先ホテルのロビーで内藤と鉢合わせた。「『チクショー、(ベルトを取ったら)内藤ともやりたかったんだよな』って言ったら、内藤がボソッと『そりゃ、やりたいよね』って言ってて。アイツは酔っぱらってたから覚えてないと思うけどね。もちろん俺のためや内藤のためだけでなく、ファンのためにも実現させなきゃいけないと思ってるしね」と特別な相手への秘める思いを明かす。
オカダ、ウィル・オスプレイと、鷹木が激闘を繰り広げてきたトップ選手は米AEWに移籍。団体は大きな転換期を迎えている。「新日本にも新しい血が入って新世代がどんどん突きあげてくる勢いも感じるけど、俺たちが高い壁でいないと、新日本のためにも彼らのためにもならないから。俺たちの世代の意地と底力を見せたいなって思うね。内藤とIWGPをかけて戦うことに意味があると思ってるよ」と〝昭和57年会〟盟友との最高峰王座戦実現の意義を主張した。
今年に入り、シングル戦線では結果を残せない日々が続いていたが、地元での快勝でようやく上昇気配。2021年度「プロレス大賞」MVPが再び頂点へ、龍が如く駆け上がる。












