ロック様が「史上最大のタッグマッチ」を要求だ。WWEの祭典「レッスルマニア40」の初日(4月6日=日本時間7日、ペンシルベニア州フィラデルフィア)で、ザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)がWWEユニバーサル王者ローマン・レインズをパートナーに、〝アメリカン・ナイトメア〟コーディ・ローデス&世界ヘビー級王者セス・ロリンズとの一戦をぶち上げた。

 当初はロイヤル・ランブル覇者コーディが「俺の物語を終わらせる」と、昨年祭典で敗れたレインズに挑戦を表明。だが、ロック様は悪の道に走り、レインズと結託して祭典での王座戦実現を一方的に発表した。これにコーディが反発し、祭典メインでレインズ vs コーディのWWEユニバーサル王座戦が決定。怒りのロック様は、レインズ率いる「ザ・ブラッドライン」に加入し、コーディ潰しを宣言していた。

 コーディはロックとの対戦を求める中、1日(日本時間2日)のスマックダウン(アリゾナ州グレンデール)に、ロックが登場。仲間となった王者レインズに続き、リングに上がった。マイクを握ると、まずはアリゾナ州の観衆に罵詈雑言の嵐を浴びせた。

 さらにはコーディからの一騎打ち要求に「ノー」を突きつけた。大ブーイングの中、ロック様は「我々はビジネスマンであり、コーディにカウンターのオファーを用意している」と言い「プロレス史上最大のタッグマッチ」として祭典初日にロック&レインズ vs コーディ&ロリンズのスーパータッグ戦を提案した。

 しかもコーディ&ロリンズが勝てば、祭典2日目(7日=日本時間8日)のレインズ―コーディ戦にロック、ジミー・ウーソ、ソロ・シコアのブラッドラインが介入しないことを約束。もちろん、ロック&レインズが勝てば、WWEユニバーサル王座戦に介入OKで、何でもありの「ブラッドラインルール」になると、条件を加えた。

 ユニットの介入はどの団体でも「反則」となるだけに、何とも身勝手なルール…。それでもWWEの親会社「TKOグループ・ホールディングス」の取締役を務めるロック様は、権力をむき出しにして次週のスマックダウンでコーディ&ロリンズに回答を求めた。

 同じアノアイ一族のロック様ばかり目立つ状況に、面白くないのが絶対王者レインズだ。「家族のためなら何でもするが、これだけは必要だ。俺を認めろ」とロック様に迫った。これにロック様は「俺の家族よ、トライバル・チーフ(一族の長)として認めよう」とあっさりレインズの顔を立ててがっちり握手。観衆からは一斉に「裏切り者!」のチャントが上がった。

 それでもロック様は「お前らバカどもにはわからんだろうが、これは家族の話だ。家族のためなら何でもする」といい、何と自身の決めゼリフ中に、レインズにマイクを渡した。レインズもこれに応じて「ブラッドラインを味わえ!」と叫び、ロックとともに右手の人さし指で天をさした。

 圧巻の〝ロック劇場〟を見せつけた悪のピープルズ・チャンピオンの勢いは止まらない――。

 この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。