世界最大プロレス団体・WWEで活躍した「バージル」ことマイク・ジョーンズさんが死去した。61歳だった。WWEが28日に発表した。

 ペンシルベニア州出身で、1985年にプロレス入り。87年にはザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)の父ロッキー・ジョンソンとAWA南部タッグ王座を獲得した。同年にWWE入りし、〝ザ・ミリオンダラーマン〟テッド・デビアスのボディーガードとして活躍した。その後はデビアスに反旗を翻して抗争を展開し、人気レスラーとなった。

 96年にWCW入りして、伝説ユニット・nWоに「ビンセント」として加入。99年にnWоが解散するまで、人気ユニットに在籍した。2000年に現役を引退。10年にはWWEのロウで、テッド・デビアス・ジュニアのパートナーとしてタッグ戦に出場。19年から20年にはAEWにも「ソウル・トレイン・ジョーンズ」の名で登場していた。

 一方でバージルさんは異色のキャリアの持ち主でもある。バージニア大学で数学の学位を取得しており、引退後には地元ペンシルベニア州ピッツバーグのカトリック系高校の数学教師として、教壇に立っていたという。WWE公式ホームページには、バージルさんが「人々を尊重することを学んだ。それは私の生徒たちにも役立つ教訓だ」と語り、プロレスの経験から得た教訓を生徒に伝えたことも紹介されていた。

 米ニュースサイト「TMZスポーツ」などによると、近年のバージルさんは深刻な健康問題を抱えていたが、病院で静かに息を引き取ったという。