マーベラスの10周年記念大会(5日、横浜BUNTAI)で、団体創設者の長与千種(61)が約1年のリングで躍動した。

 2016年5月3日の豊洲大会で女子プロ界のレジェンド、長与が旗揚げし、10年の長きにわたって女子プロレス界を盛り上げてきた。10周年大会では宝山愛、デビュー戦の新人・天羽瑠迦(あまはね・るか)と組み、アジャコング、彩芽青空、同じくデビュー戦の早乙女聖(さおとめ・ひじり)と6人タッグ戦で激突した。

 往年の名タッグ「クラッシュ・ギャルズ」が「クラッシュ2026」として復活。長年の相棒ライオネス飛鳥がセコンドに就いた。いきなり全日本女子プロレス時代の後輩アジャと対峙するも、新人の早乙女からドロップキックを浴びた。再び訪れたアジャとのマッチアップでは、タックル合戦からニールキックを放つも空振りに。さらにエルボードロップをくらった。

 彩芽にコブラツイストを決められるも、豪快な後ろ回し蹴り、エルボードロップ、エルボースマッシュで逆転した。だが彩芽からすねを蹴られまくり、悲鳴を上げる。両耳をつかむ風変りな攻撃には、同じ技で反撃してみせた。続けて新人同士の激しいつばぜり合いをコーナーでじっくり見届けた。最後は代わったアジャが天羽を貫禄の押さえ込みで下した。

 長与はアジャとがっちり握手。ところが彩芽から握手を不意打ちをくらってもん絶した。昨年4月の天龍プロジェクト以来、約1年ぶりの試合。現在は若手育成にすべてをささげてるといい「あと何人を育てられるかな。それだけが楽しみ」といい「プロレスってすごいね。それが感想です。私は〝プロレス患者〟なので。こんなにお客さんに恵まれるとは思わなかった」と10周年に感慨深げだった。

 自身の試合については「私はもうやらない。もう無理」と息が上がった様子で、今後の予定はないという。とはいえ、今回もエース・彩羽匠の呼びかけからリングに上がった。果たしてどうなるか。