新日本プロレス29日の佐賀大会で、IWGPジュニアヘビー級王者のDOUKI(10万34歳)がタイガーマスクの挑戦を退け4度目の防衛に成功した。
今年7月7日後楽園大会での引退を控えるタイガーとの王座戦は、両軍セコンドがリングサイドを取り囲み、選手が場外に転落した場合はリングに押し戻される完全決着ルールの「ランバージャックデスマッチ」形式を採用。DOUKI属する極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」とタイガー属する本隊のメンバーが決戦の行方を見守った。
DOUKIはスキあらば挑戦者のマスク剥ぎを狙うなど、ダーティーファイトで試合の主導権を握る。加えてH.O.Tの面々は当然のようにルールを悪用し、場外に落ちたタイガーに暴行を加えていく。レフェリーの目が届かないと見るや、リングになだれ込んでやりたい放題だ。
しかし、本隊も黙ってばかりはいられない。H.O.Tの成田蓮とドン・ファレが本隊のウルフアロン、ボルチン・オレッグによって排除されたのをキッカケに、DOUKIは孤立。タイガードライバーを浴びて反撃を許した。
その後も両軍セコンドが入り乱れる展開が続くと、棚橋弘至社長によってついにH.O.Tの退場が命じられ、本隊のセコンド陣たちにアリーナ外へと連れ出される。もはやランバージャックデスマッチの体裁さえ失ったリング上でタイガーと1対1となったDOUKIは、デイブレイクを回避されるとチキンウイングフェースロックに捕獲され、窮地に陥った。
これでDOUKIはあえなくタップアウト…かと思われたが、放送席でゲスト解説を務めていたSHOがレフェリーの注意を引き付けてこれを無効化。ツームストーンパイルドライバーからのタイガースープレックスも、SHOによってレフェリーのカウントが阻止される。
同じく放送席にいたYOHにSHOが排除され、再びリング上は1対1に。DOUKIはレフェリーを足蹴にしてタイガースープレックスを逃れると、急所攻撃からイタリアンストレッチNO.32で捕獲し、形勢逆転に成功する。さらにロープに逃れたタイガーに、SHOが場外から鉄板攻撃を繰り出しKO。再びDOUKIがイタリアンストレッチNo.32にとらえると、レフェリーが試合を止めて乱戦に終止符が打たれた。
試合後のリング上でDOUKIは「今年に入って(エル)デスペラード、(マスター)ワト、YOHそしてタイガーマスク。完膚なきまでにぶちのめした。このジュニアには俺にかなうヤツは一人もいなかったようだな」と勝ち誇ると、何と出場が発表されていたジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」のボイコットを宣言する。
「俺はジュニア最強を示した。そんな俺がなぜ今さら最強を決めるリーグ戦に出ないといけない? 誰が勝手にエントリーしたのか知らないが、俺は今年BOSJには出ない。お前らで勝手に俺の挑戦者を決めろ。なぜなら、俺こそがジュニアの神だからだ」と言い放って退場した。
「今年行われるリーグ戦はBOSJなどではない。『DOUKIゲーム2』だ。お前らで勝手にやり合って、勝手に挑戦者を決めてこい。ついでに、明日からのシリーズも俺が出る必要はねえな」。やりたい放題、言いたい放題のジュニアの暴君を止める者は現れるのか――。













