1970年代から80年代にかけて新日本プロレスやWWF(現WWE)で一時代を築いた元プロレスラーのキラー・カーンこと小沢正志さんが、29日に「動脈破裂」で死去したことがわかり、マット界は深い悲しみに包まれている。
小沢さんは87年の引退後、東京・新宿区中井の「スナック カンちゃん」を皮切りに場所を変えながらも飲食店を経営。多くの常連客に親しまれた。だが、コロナ禍の2021年5月に東京・新宿区百人町の「居酒屋カンちゃん」を閉店した後は、苦難の日々を送っていたようだ。
関係者によると、小沢さんは新たにストリートミュージシャンとして活躍の場を模索していたという。05年には「ふるさと真っ赤っか」でCDデビューを果たすなど美声の持ち主として知られていた。
だが、コロナ禍で人が密集するイベント開催が困難だったことや警察署の許可を取るのが難しかったことから、断念せざるを得なかった模様。約1年前には知人に「家賃が払えないので、あと数か月で家を追い出されてしまう。ホームレスになるしかない」と訴えるほど、一時は生活が困窮していたという。
だが、今年3月には居酒屋「カンちゃんの人情酒場」を西新宿にオープン。心機一転、再スタートを切ったばかりだった。11月下旬に店を訪れたプロレス関係者は「ブツブツ言いながらだったけど、元気そうに接客をされていた。まさかこんなことになるとは…」と突然の訃報を信じられない様子だった。













