悪夢が再現されるのか。WWEの〝アメリカン・ナイトメア〟コーディ・ローデス(38)が、祭典「レッスルマニア40」(4月6、7日、ペンシルベニア州フィラデルフィア)のメイン戦へ向けて痛恨のフォール負けを喫した。

 祭典メインでは、最強ユニット「ザ・ブラッドライン」を率いるWWEユニバーサル王者ローマン・レインズ(38)に挑戦する。昨年祭典で敗れた絶対王者を相手に「物語を終わらせる」と雪辱を誓うが、ブラッドラインにはレインズの親族でハリウッドスターのドウェイン・ジョンソンことザ・ロックが加入。前回スマックダウンでは、8日の会見でひと悶着あったコーディ潰しを宣言していた。

 19日(日本時間20日)のロウ(カリフォルニア州アナハイム)のオープニングでは、PLE「エリミネーション・チェンバー」(24日、オーストラリア・パース)のチェンバー戦に出場するドリュー・マッキンタイアと一騎打ち。マッキンタイアとも遺恨が生じており、観衆はWWEマットでナンバーワンの人気を誇るコーディへの声援一色だ。マッキンタイアの荒々しいケンカファイトに対して、コーディはドロップキックを相手の右脚めがけて放ち、リック・フレアーばりに「Woooooo!」と雄たけびを上げてから、足4の字固めで絞り上げた。

 マッキンタイアも、チェンバー戦で勝てば祭典で世界ヘビー級王者セス・ロリンズに挑戦できる。負けられない戦いに、強烈なチョップを叩き込んで反撃。コーディもブルドッキングヘッドロック、カウンターのパワースラム、ディザスターキック、コーディカッターの猛攻だ。スパインバスター、シットダウンパワーボムを浴びても3カウントは許さず「これぞ名勝負!」のチャントも起きる大激闘となった。

 一進一退の攻防はコーディが雪崩式ブレーンバスターからコーディカッターとつなぎ、クロスローズへ。ここでブラッドラインのジミー・ウーソが介入したが、コーディはエプロンのジミーを殴りつけて撃退。続けて再びクロスローズの体勢となった。

 ところが…ここで黒いフードをかぶったブラッドラインのソロ・シコアが現れ、背後からコーディにサモアンスパイク(親指突き)一撃だ。ジミーに気を取られたレフェリーが見逃す中で、大ダメージを負ったコーディはマッキンタイアのクレイモア(シングルドロップキック)をくらって、まさかの3カウントを奪われた。

コーディを襲ったジミー・ウーソ(左)とソロ・シコア(©WWE)
コーディを襲ったジミー・ウーソ(左)とソロ・シコア(©WWE)

 ジミーとシコアの不法介入は、ロック様&レインズが差し金で間違いないだろう。昨年の「レッスルマニア39」でも、コーディはブラッドラインの介入からシコアのサモアンスパイクを浴びて、直後にレインズのスピアーでフォール負け。コーディは援軍を買って出た世界王者ロリンズから「お前に不利な状況は同じだ」と指摘されていたが、その危惧が当たった格好だ。今年の祭典でも悪夢は繰り返されるのか。祭典の〝主役〟には最大の懸念材料となった。

 この日のロウは「ABEMA」にて放送された。