米国・AEWの「DAYNAMITE」&「COLLISION」3時間スペシャル(ペンシルベニア州フィラデルフィア)が、27日(日本時間28日)に放送され、新日本プロレスの元王者が暴れまくっている。

 まずはAEWと新日本の2団体所属で元IWGPジュニアタッグ王者のケビン・ナイト(29)だ。25年3月からAEWに主戦場を移し、マイク・ベイリーとのタッグ「ジェットスピード」で活躍してきたが、昨年12月にオカダ・カズチカから大金星を挙げると、今年4月にはTNT王座を獲得。シングルでも実績を残し、24日のPPV「DOUBLE or Nothing(DoN)」ではAEW世界王座から陥落したダービー・アリンを襲い、悪党に転向した。

WWE殿堂者エッジことアダム・コープランド(下)をシレイリで首絞めするデイブ・フィンレー。左はクラーク・コナーズ(©All Elite Wrestling)
WWE殿堂者エッジことアダム・コープランド(下)をシレイリで首絞めするデイブ・フィンレー。左はクラーク・コナーズ(©All Elite Wrestling)

 この日はリングに上がり、アリンを襲撃した理由を「俺たち全員を失望させた」と説明した上で、「俺は会社全体を乗っ取るためにここにいる」とAEWマット制圧を宣言した。これに盟友のベイリーが異を唱え、謝罪を求めた。ナイトは握手すると見せかけて、マイクでタッグパートナーを殴打。大ブーイングの中、裏投げで叩きつけてベイリーと決別した。

 バックステージでも、アリンから世界王座を奪ったMJFにベルト奪取を予告。さらに「ドン・キャリス・ファミリー」のカイル・フレッチャーとドン・キャリスにまで絡まれた。次週の「DYNAMITE」ではベイリーとのTNT王座戦も決まり、一気に主役級にのし上がってきた。 
 
 元IWGP GLOBALヘビー級王者のデビッド・フィンレー(33)と、元IWGPジュニアタッグ王者のクラーク・コナーズ(32)はゲイブ・キッドとともに「ザ・ドックス」として、今年3月からAEWに加入。この日は「DoN」でFTRを下し、AEW世界タッグ王座を獲得したアダム・コープランド&クリスチャン・ケイジを背後から襲撃した。

 フィンレーはクリスチャンにシレイリを見舞うと、負傷している左手首を鉄階段上で挟む極悪非道の攻撃だ。フィンレーがコープをシレイリで首絞めしたところに、コナーズがスピアーを発射。WWE時代に数々の伝説を築き上げたレジェンドコンビ「エッジ&クリスチャン」を完全に粉砕した。続けてリングサイドのカメラマンに、KOされたレジェンドタッグを背景に悪趣味な写真を撮ることを強要。コナーズは「次のAEW世界タッグ王者だ」と叫び、タッグ王座取りに動き出した。

 3人がベルトを取った新日本では、親会社だったブシロードがテレビ朝日とサイバーエージェントに全株式を譲渡して注目を集める。動画配信サービス「NJPW WORLD」では8月31日でAEW中継が終了するなど影響が出始めているが、日本国内でも見られる「My AEW」では新日本の元王者たちが変わらず存在感を示している。