米国・AEWの「AEW DYNAMITE」(テネシー州ナッシュビル)が22日(日本時間23日)に放送され、AEW世界王者ケニー・オメガ(42)の2大決戦の完走に黄信号がともった。
2週前の「DYNAMITE」でMLFを破り、同王座を4年8か月ぶりに奪回した。メガイベント「ALL IN LONDON」(8月30日、英国・ウェンブリースタジアム)では、オーエン・ハート杯覇者ウィル・オスプレイの挑戦を受ける。その前に26日(同27日)の次回PPV「AEW Redemption」(カナダ・モントリオール)では、TNT王者ケビン・ナイトを相手に防衛戦も決まった。
ナイトは極悪軍団「ドン・キャリス・ファミリー」加入後に勢いを増しており、この日もダービー・アリンに完勝してTNT王座を守った。世界王者のケニーはこの日、オスプレイ、宿敵「デスライダーズ」のリーダーでAEWコンチネンタル王者のジョン・モクスリーとドリームトリオを結成。ファミリーのブライアン・ケイジ&ヘチセロ&ジェイク・ドイルとのトリオマッチ(6人タッグ)に出陣した。
ケニーは勝利のためライバル2人と共闘したが、モスクリーが捕らえたヘチセロにVトリガーを放ったところ、ルチャ王者に逃げられモクスリーのアゴに誤爆。モクスリーは激怒するとみられたが、場外でオスプレイが必死になだめて仲間割れには至らない。最後はヘチセロにケニーのVトリガーと、オスプレイのヒドゥンブレードを同時発射。ケニーがカバーして、ドリームトリオが快勝した。
とはいえ、試合が終われば別だ。ケニーはアゴをさするモクスリーに握手を求めるが、コンチネンタル王者は拒否。ケニーを突き飛ばすと世界王者も応戦した。オスプレイが割って入るも、ケニーにはたき落とされ、オーエン杯覇者もケニーにくってかかる。ここで、ケニーと共闘するヤングバックス(マット&ニック・ジャクソン)が助っ人に駆けつけ、大乱闘へ。さらにファミリーのトレント・バレッタとロッキー・ロメロも加わり、ケニーを襲う。
ケニーは反撃し2人まとめてVトリガーのエジキにしようとすると、どこからかナイトが飛んできて、ベルトでケニーの顔面を殴打する。ケニーはまともにくらってしまい、額から出血。ナイトに踏みつけられ、世界王座取りをアピールされる屈辱を味わい、オスプレイとのスーパーマッチ実現に暗雲が垂れこめた。
ケニーは放送終了後、血だるまのままマイクを握り、「敵の敵は味方だが、時には愛する友が敵になることもある」などと語り、ナイトを倒し、「ALL IN」でオスプレイも破りベルトを死守すると宣言。42歳の世界王者はカナダから英国までたどり着けるか。












