東京女子プロレス23日の群馬大会で、10月3日の大田区大会でプリンセスタッグ王座の防衛戦を控える「白昼夢」渡辺未詩&辰巳リカに不穏な空気が漂った。

 この日は未詩&辰巳&キラ・サマーが、挑戦者の「春雷烈火!!プリズムグリード」愛野ユキ&風城ハルと高見汐珠のトリオと激突。ところが試合開始前から未詩と辰巳が先発を巡ってもめ始め、その隙を突いて愛野組に奇襲を許してしまう。

 その後も辰巳が未詩のタッチを無視したかと思えば、未詩は強引にキラを叩いてタッチするなど、白昼夢はちぐはぐな連係を露呈。それでも終盤には風城と汐珠を同時に捕まえてバックブリーカーを決めたが、ここで辰巳が未詩に「痛いんだけど!」と激怒。ついには味方の未詩にエルボーを見舞った。

 この隙を見逃さなかった愛野が2人まとめてショルダータックルで場外へ排除。さらに風城との合体ヴィーナスDDTで未詩を仕留めると、最後はキラにもヴィーナスDDTを爆発させ3カウントを奪った。

 3度目の前哨戦で待望の初勝利を挙げた愛野は「ようやく勝てた、本当に。白昼夢は強敵だけど、無敵ってわけじゃない」と手応え十分。「あっちがもめてんのか知らんけど、そんなの関係ない。私たちはこのままもっともっと強くなっていきます、大田区に向けて!」と王座奪取へ勢いをつけた。風城も「今日がタッグとして強くなれた一歩だと思う。もっともっと春雷烈火!! プリズムグリードが強く大きくなるために修行を積んでいきたい」と力を込めた。

 一方、敗れた白昼夢の険悪ムードは試合後も収まらない。辰巳が「私も大人なので、未詩がここでちゃんと謝ってくれたら許してもいい」と切り出すと、未詩も「未詩も大人なので、リカさんが謝るって言うなら全然謝ります」と応戦。互いに「ごめんなさい」と口にしたものの、辰巳は「そんなのじゃダメです。ちゃんと誠意を見せて謝って」と納得せず、未詩も「謝ったら許すって言ったじゃないですか」と譲らなかった。

 仲裁に入ったキラが「みんな友達ですね。ちゃんと仲良しして」と呼びかけても、2人そろって「ううん」と拒否。最後は辰巳が「もういい! 知らない!」、未詩も「じゃあ未詩も知らない!」とそれぞれ退出し、その場に取り残されたキラは「……怖い」とポツリ。

 決戦まであと10日。挑戦者組が結束を強める一方で、王者・白昼夢に生じた亀裂は果たして修復できるのか。