ブシロードの木谷高明社長(65)は27日、保有していた新日本プロレスの株式をテレビ朝日とサイバーエージェントに譲渡するにあたってコメントを発表した。
2012年1月から親会社として新日本を支えていたブシロードはこの日、保有株式の全てをテレビ朝日、サイバーエージェントへ譲渡する旨を決定し、同日に株式譲渡契約を締結したことを発表。譲渡金額は約36億円で、新日本は今後テレビ朝日の連結子会社となる。
木谷社長はブシロードのホームページでコメントを発表。「ファンの皆様には突然の発表となり、驚かれた方も多いかと存じます。2012年、新日本プロレスリングが次なる発展を目指す大きな転換期において、私たちは縁あってグループへ迎え入れました。それから14年間、プロレスという素晴らしいエンターテインメントの力を信じ、その魅力をさらに多くの方々へ届けるべく、皆様と共に全力で駆け抜けてまいりました」と振り返った。
さらに「活動の甲斐あって、本年1月4日の東京ドーム大会では、観衆46913人を記録、28年ぶりとなる超満員札止めを達成することができました。世代交代の課題を乗り越え、いまや20代、30代の若きスターたちが次々と台頭し、リングの上で眩い輝きを放っています。ブシロードとして、新日本プロレスリングがここまで力強く成長した姿を見届け、次の世代へのバトンタッチをできることは、私の人生において大きな誇りです」と告白。
「新日本プロレスリングが今後さらにグローバルで飛躍し、黄金期を続けていくためには、これまでに蓄積された映像資産の最大活用と、強力な配信プラットフォームを軸とした多角的な収益化ビジネスへの進化が不可欠です。そこで何より創業まもなくからのパートナーであり、地上波放送で新日本プロレスリングを支え続けてくれたテレビ朝日様へ大政奉還をするとともに、最先端のデジタルメディアで新しい風を吹き込んでくれるサイバーエージェント様をパートナーに迎えた、これ以上ないベストオーナーのもとへ未来を託すことが最善であると確信いたしました」と経緯を説明した。
木谷社長は「ファンの皆様、そして熱い闘いで新日本を支え続けてくれた選手やスタッフの皆さん、これまでブシロードと共に歩んでいただき、本当にありがとうございました。皆様の情熱と歓声こそが、私たちの最大の原動力でした」と感謝。
「ブシロードの手からは離れますが、新日本プロレスリングの未来は、これまで以上に明るいと断言します。これからも一人の熱狂的なプロレスファンとして、私は皆さんが創り出すさらなる黄金期を応援し続けます。14年間、本当にありがとうございました。これからの新日本プロレスリングに、どうぞご期待ください」と締めくくった。












