米国・WWEの第3ブランド・NXTが26日(日本時間27日)に放送され、元新日本プロレスのEVIL改めNARAKUが混乱をもたらしている。

 新日本を1月末で退団し、4週前のNXTに初登場した。2週前にはWWEデビュー戦で快勝すると、同じWWEスーパースターで元女子世界王者のイヨ・スカイと結婚していたことを公表した。リング上の標的はNXT王者トニー・ディアンジェロに定めている。

 この日はディアンジェロがリングにNARAKUを呼び出し、「お前が謎めいた言葉や隠されたメッセージが好きなのは知っている。だから俺につきまとっている。はっきり言えばいいんだ、NXT王座に挑戦したいんだと」などと問い詰めた。ところが、マイクを持った元IWGPヘビー級王者は「俺はあんたと、あんたのタイトルを守るためにここにいるんだ」と英語でアピール。しかも王者を「トニーさん」と呼んでみせ、リスペクトの意思を示した。

 もちろんNXT王者が、EVILとして悪行ざんまいだった日本時代を知らないわけがない。「何言ってんの? お前のデタラメは信じない」などと一蹴し、次週のNXTでカム・ヘンドリックスの挑戦を退けた上で、その次にNARAKUの相手をすると通告した。だが、NARAKUは「王座を守れるように俺が支えてやるよ。俺たちが戦いを繰り広げるのは運命なのだから」と、不敵に言ってのけ、主張を変えなかった。

 ここで次週の挑戦者ヘンドリックスが姿を現して、ディアンジェロからベルトを奪うことを宣言する。これに王者が反論しリングを去ろうとしたところで、ヘンドリックスが背後から殴りかかった。ここで2人の言い合いを大人しく聞いていたNARAKUが、ヘンドリックスの攻撃を阻止すると、パンチを3発浴びせる。続けてラリアートをぶち込み、場外に叩き落とした。

 王者に向き合うと、恭しく一礼。しかしディアンジェロから鋭い視線は外さず、リングを下りていった。バックステージでもこの姿勢を続ける。英国出身でノアに参戦したウィル・クロスことメイソン・ルークが、NXTのロバート・ストーンGMにタイトル戦線に割り込むこと要求。ここにも顔を出したNARAKUは「ダメだダメだ、誰にもその試合を台なしにさせん」と言ってルークと対峙してみせた。

 NARAKUが、NXT王座奪取へ怪しげに動き始めた。

 NXTは日本国内では「ABEMAプレミアム」にて視聴可能。