ストロングスタイルプロレス(SSPW)27日の後楽園大会で今年喜寿を迎えた〝関節技の鬼〟藤原喜明(77)が変わらぬ実力を見せつけた。

 藤原は2022年12月の後楽園大会以来、3年半ぶりのSSPW参戦になる。今年4月に行われた、初代虎デビュー45周年記念特別イベントのトークショーで出場を宣言。この日は弟子の船木誠勝、石川雄規と組み、同じく弟子の高橋〝人喰い〟義生、アレクサンダー大塚、村上和成組と6人タッグ戦で激突した。

「プロフェッショナルレスリング藤原組」のそろいのTシャツに袖を通した藤原は〝平成のテロリスト〟こと村上と対峙。グーパンチ、踏みつけと容赦のない攻撃を受ける。それでもロープにつかまって立ちあがるとコーナーに頭をぶつけてアピール。ヘッドバットをあびせ大ダメージを与えた。

 場外戦では頭にかみつきグーパンチ。頭部から流血する村上に急所攻撃、パイプイスで殴打と手段を選ばぬ猛攻を見せた。リングで反撃に転じた村上からは馬乗りになって殴打されるピンチ。それでも一瞬の隙をついて脇固めに抑えると会場からは大歓声と大「藤原コール」が巻き起こった。

 しかし代わった高橋からヒザ十字固めに捕らえられもん絶。船木の救出も間に合わず、レフェリーストップで敗北となった。

 試合後会場からは惜しみない拍手が送られる。藤原は戦った全員で座礼。対戦した村上の目には涙が浮かんでいた。

 試合後バックステージで喜寿としてリングに上がった感想を問われるも「リングに上がったらそんなこと考えねえよ、ばかやろう」と〝藤原節〟をさく裂。村上にターゲットを絞った理由については「嫌いだからだよ」と不敵な笑みを浮かべた。敗北はしたものの「だからどうしたっつうんだよコラ。たった1回負けただけだ」と言い残し、控室へ。圧倒的な健在ぶりを見せつけていた。