新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者・SANADA(35)が、全日本プロレス&ノアとの合同興行「ALL TOGETHER(AT) AGAIN 元気があれば何でもできる!」(9日、両国国技館)に一石を投じた。6人タッグ戦でノアのGHCヘビー級王者ジェイク・リー(34)との王者対決が実現するが、試合順はセミ前。これを受けSANADAはジェイクにまさかの〝共闘〟を呼びかけた。
実に11年4か月ぶりに開催される第3回大会で、SANADAは「Just 5 Guys」の金丸義信、TAKAみちのくと組み「Good Looking Guys」のジェイク、YO―HEY、タダスケ組と激突する。全日本プロレス時代の後輩にもあたるジェイクとは、昨年12月の全日本後楽園大会での共闘以来の再会となる。
同試合を最後に全日本を退団したジェイクは、今年からノアに主戦場を移し3月に同団体最高峰王座を獲得。4月にIWGP世界王者となったSANADAとの王者対決は、今年のプロレス界の「新しい景色」を象徴している。「あんまり記憶ないんですけど、身長が高くてイケメンって感じですよね。ノアに行って3か月でチャンピオンになったのはすごいと思いましたよ」と、お互いに立場が大きく変化しての対戦に目を輝かせた。
しかしユニット同士の6人タッグ戦という側面もあり、試合順はセミ前にとどまっている。SANADAは「最近対抗戦が多いからか、全体的に今回のAT、お祭り感が少ない感じがしますよね。どうせだったら(ジェイクと)シングルでも良かったかなと思うんですけど」と持論を展開。3団体の王者トリオが第1回大会(2011年8月)のメインを飾った歴史をひも解いても、今大会での最高峰王者の扱いと注目度には満足していない。
大会のメインには棚橋弘至(新日本)&宮原健斗(全日本)&清宮海斗(ノア)とオカダ・カズチカ(新日本)&青柳優馬(全日本)&拳王(ノア)の6人タッグ戦が据えられた。全員が団体の「顔」とも呼べる存在だが、シングルベルト保持者は一人もいない。それだけにSANADAは「ネームバリューはもちろん大事ですし、それで選んだんでしょうけど、もちろん負けたくないですね。ジェイク選手には『お互いチャンピオンのプライドを見せようぜ』って言いたいですね」と呼びかけた。
王者対決がドリームマッチの後塵を拝するわけにはいかない。王者の誇りを胸に、SANADAは最高峰の戦いを見せるつもりだ。












