新日本プロレス8月15日両国国技館大会で現役を引退する〝猛牛〟天山広吉(55)が18日、引退試合で小島聡(55)とシングルマッチで激突することを発表した。

 天山はこの日、真夏の祭典「G1クライマックス」の国内初戦となる北海道・北海きたえーる大会にゲスト解説として来場。大会開始前にマイクを握ると引退試合に言及し「私にとって、タッグで組んだり、時にはシングルで戦った生涯のライバルである小島聡選手とシングルマッチをやりたいと思います。最後まで応援してくれて感謝しています。しっかり練習して最高の試合をできるようにしますので、最後まで応援よろしくお願いします」と、名タッグ「テンコジ」の盟友であり、時にはライバルとしても切磋琢磨した小島を指名した。

 天山は新日本プロレス学校を経て91年1月にデビューし、93年3月にヤングライオン杯を優勝して海外武者修行へ。95年1月の凱旋帰国と同時にリングネームを本名の山本広吉から現在の天山広吉に変更した。

 その後は蝶野正洋と共闘し狼軍団、nWoジャパンで活躍。IWGPヘビー級を4度戴冠し、真夏の祭典「G1クライマックス」では3度の優勝を誇り「夏男」と呼ばれた。また小島、永田裕志、中西学(引退)とともに「第三世代」と呼ばれ、一時代を築いた。

 長年に渡る激闘の代償として、たび重なる負傷に苦しんだ。2009年8月には頸椎などの負傷によって約1年3か月の長期欠場。カムバックを果たしたものの、その後も首、腰、膝などの負傷が相次ぎ、近年は欠場期間が増えていた。

 さらに昨年5月に受けた手術後の回復が思わしくなく、今年に入り現役続行は不可能と団体に申し出て引退が受理された。5月11日に行われた引退会見では「天山広吉と言えばあの男かな…〝行っちゃうぞ〟かな…」と引退試合の相手に小島を示唆していた。

 満身創痍の天山は会見で「エキシビションでも」とも発言していたこともあり、試合形式は5分1本勝負が濃厚だ。唯一無二の盟友にしてライバル・小島との最後の一騎打ちで、猛牛は約36年の偉大なキャリアに終止符を打つ。