新日本プロレス「G1クライマックス」初出場初優勝を狙うNEVER無差別級王者のウルフアロン(30)が、新コスチュームに秘める思いを明かした。開幕戦(11日、米シカゴ)のBブロック公式戦ではHENAREから初勝利。黒からグレーのショートタイツに変更して臨む今大会で旋風を巻き起こせるか――。

 ウルフは16日、ライオン株式会社のラグビー部「ライオンファングス」との合同練習に参加。G1期間中の公開練習は異例だが「他の競技から得られるものは大きいので。持ち上げ方の概念の一つひとつも違ったので、プロレスに生かせるかなと思いました」と充実の表情を浮かべた。

新コスチュームで入場したウルフアロン
新コスチュームで入場したウルフアロン

 初戦ではHENAREを撃破し絶好の白星発進。デビュー戦から着用していたヤングライオン伝統の〝黒パン〟を卒業し、新たなステージに突入した。「やっぱりG1クライマックス出場ということで、気持ちを新たにというところですね。ウルフというところで、狼の毛皮をイメージしたような感じにさせてもらったんです。ニホンオオカミは絶滅されたと言われてますけど、僕が唯一の生き残りのニホンオオカミということで」と不敵な笑みを浮かべつつ、その真意を明かした。

 国内初戦となるはずだった18日札幌大会では、対戦相手の海野翔太が脳震とうのため欠場となり不戦勝に。「本隊の先輩である海野さんと試合をしたかった気持ちは強かったですね。(北海)きたえーるという会場も思い入れがあって、柔道の引退試合をしたところなので。そこでシングルマッチは楽しみにしてました」と残念がる。それでも「勝ち点を競うリーグ戦なので、ポジティブに捉える必要はあると思います。ただ、これで気を抜くことなく一戦一戦、入魂でやっていく必要があるかなと」と気を引き締めた。

 次戦(22日、長岡)はIWGP GLOBALヘビー級王者ゲイブ・キッドとの王者対決だ。流血戦も想定される危険な相手にも「(2017年の)全日本選手権決勝でアゴが割れたりとか経験もありますし、血が出る出ないで判断してないので。荒っぽいところがあるので、そこにスキがあるのかなと思ってます」。生まれ変わったウルフが、一心不乱に頂点へ突き進む。