LLPW―Xを率いる〝ミスター女子プロレス〟神取忍(61)が16日、自身のデビュー40周年記念興行を年内に開催することを明らかにした。

 この日は「株式会社焼肉坂井ホールディングス」が展開する「大衆寿司 天ぷら『七福』」厚木店のメディア試食会に、同団体の里奈(27)とともに参加した。神奈川・厚木市でリロケーション・オープンする同店の居酒屋メニューに舌鼓を打ったが、席上でミスター女子プロレスは「今年は40周年なので、節目のイベントとか、新たな挑戦ということを考えている。40周年記念興行をやる予定。スケジュールはまだだけど」と語った。

 世界選手権3位、全日本女子体重別3連覇の柔道女王は、1986年8月17日のジャパン女子プロレス後楽園大会でジャッキー佐藤を相手に、プロレスデビュー。LLPW―Xに移りさまざまな死闘を繰り広げ、最強伝説を築き上げた。「プロレス大賞」で95年から制定された女子プロ大賞では栄えある初代受賞者となり、還暦を過ぎた現在もリングに上がり続ける。

 とはいえ、40周年記念興行は決して集大成にはしないという。「ちょっと衝撃を受けたのが、藤波(辰爾)さんが70代で新日本プロレスの現役トップと戦っていること。いろんな声はあるけど、70代の人たちからは『自分たちも頑張れる』という声が聞こえてくる。年齢どうこうは、打ち破らなければならない。自分もまだまだ挑戦できると思っているから。おとなしくする必要は全くない」といい、自身の「挑戦の場」と位置づけているからだ。

 藤波は「生涯現役」を宣言するが、神取は「そこはわからない。一瞬一瞬が勝負だから。今までも目の前のことに挑戦していくことの積み重ね。プロレスに入ったときは3年と思ったのに、それが40年だからね」と話し、馬刺しをおいしそうに口に入れる。一方、数年前から食とプロレスの懸け橋になることに取り組んでおり、静岡・清水町に「カンドリーファーム」を開墾した。「しっかりと身になるものを食べていくという中で、新たな農業を考えている。それも40周年で発表したい」と話すと、「どっさり天丼」を豪快に頰張った。
 
 対戦カードは今後進めていくものの、もちろん若手にはチャンスを与える。「でも挑戦していくわけだから、舞台は自分自身でつかんでいかなければならない。あるものに乗るんではなく、自らでつかんでいくことを教えていきたい」と話し、里奈の食べっぷりを見守っていた。

 果たしてミスター女子プロレスの40周年記念イベントには、どんな驚きが待っているのか。