東京女子プロレスを恐怖のどん底に陥れている〝規格外の怪物〟マックス・ジ・インペイラーが、またまた奇行だ。

 22日の大阪大会(エディオンアリーナ大阪第2競技場)行われる王者「マジカルシュガーラビッツ」(坂崎ユカ&瑞希)vs インペイラー、原宿ぽむ組のプリンセスタッグ選手権の調印式が18日、都内で行われた。

 だが、開始時間になってもインペイラーの姿はない。動揺を隠せないパートナーの原宿は「無敵でベルトを取れると思っていたのに、マックスが来なくて…。もうやりたくない…」と涙目だ。

 対照的に王者組はルンルン気分。坂崎が「マックスがいなければ、ぽむは弱小すぎて余裕でしょ。(挑戦者組は)ほぼマックスみたいなところがあるんで。大阪観光、楽しもう~」と言い出せば、瑞希は「マックスさえいなければ、こっちも怖いものなしなんで」と早くも防衛を確信した様子だった。

 その後、マスコミからの質疑応答が行われている最中だ。「ウガガガガガッ」と声にならない奇声を発しながら、どこからともなく姿を現したインペイラーは、そのまま壇上へ。「キャー」「うぁー」と恐怖に顔を引きつらせた王者の坂崎と瑞希が一目散に逃げ去る中、調印書を奪った怪物はビリビリと破り捨ててしまった。さらに原宿を担ぎ上げ、秋葉原の電気街方面へ姿を消した。

 同王座はインペイラーとハイディ・ハウイツァ組が保持していたが、3月の有明大会で陥落。先日の米国大会でハイディからベルト奪還を任されたインペイラーが、パートナーに指名したのが原宿だった。

インペイラー(左)は原宿ぽむを担いで逃亡…右は難波小百合リングアナ
インペイラー(左)は原宿ぽむを担いで逃亡…右は難波小百合リングアナ

 自ら選んだ相棒にもかかわらず連れ去るという謎の行動に、東京女子の甲田哲也代表も困惑の表情。「我々もインペイラーの目的が何なのか、正直わからなくて困っているんです。本当に試合は成立するのでしょうか…」と漏らす。

 ただし、決して機嫌は悪くないという。インペイラーは16日の「静岡アイドルフェスティバル イン つま恋」(静岡・つま恋リゾート彩の郷敷地内多目的広場)で同団体の提供試合に出場。多くのアイドルが同イベントに参加する中、バックステージでは「どこのアイドルだろう?」と大きな注目を集めた。これで気をよくした怪物は、すっかりアイドル気分だというが、果たして…。

 なお、調印書は破り捨てられたものの「これはインペイラーのやる気の表れ。サイン以上のものがここに刻まれた」という、よくわからない理論で正式にタイトル戦が認められた。いったい大阪決戦はどうなってしまうのか。