こんなことが許されていいのか。12日、東京・江東区の東京スポーツ新聞社が東京女子プロレスに参戦するマックス・ジ・インペイラーの襲撃を受けた。

 それは突然の出来事だった。昼下がりに「ウボアー! ポー…ム…、ウガガアー!」と獣のようなうなり声を上げながらいかんとも形容しがたい二足歩行の〝謎の生き物〟が弊社に乱入した。「あ、ヤバい人が入ってきたのか?」「いや、そもそもあれは人間か?」と社内を凍り付かせたこの謎の生物は、髪の毛らしきものを振り乱し障害を吹き飛ばしながら直進。その先で仕事をしている女性社員を見つけると「ポ…m! ウガー!!」と担ぎ上げてしまった。慌てて他の社員が救出を試みるもはね返されてしまう。そのまま帰り際に冷凍庫を開けて東スポ餃子を1袋握ると、女性社員と共に持ち去ってしまった。

 その〝犯行時間〟はわずか数分。すると直後に東京女子の甲田哲也代表から「うちにすごい新外国人選手がくるんで、来日次第、プロモーションのために直接東スポさんに行くように伝えておいたんですが、どうでしたか?」とのんきな連絡があった。そこで顛末を伝えると「え、向こうのプロモーターから〝すごい選手〟って紹介されたから呼んだんですけど、そっちの意味の〝すごい〟だったんですか…」と声色を変える。

 甲田代表によるとこの生き物の名はマックス・ジ・インペイラーで年齢は不明。荒地から来た自称ミュータントで、一説によると腕回り50センチ以上を誇る怪力の持ち主だという。東京女子には13、14日と2デイズで行われる東京・後楽園ホール大会に参戦し初日に原宿ぽむと対戦が予定されている。

 その後、甲田代表の説得により連れ去られた女性社員と餃子の空き袋が返却された。今後はこの様な襲撃事件が起きないことを祈るばかりだ。