新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」2日後楽園大会のBブロック公式戦で、YOH(37)がエル・デスペラードから5勝目を挙げた。悲願の初優勝へ前進したYOHは「ジュニアの新しい象徴」となることを宣言。そこに込められた思いと、実現させるための道筋とは――。
デスペラードの得意技をおきて破りで繰り出していったYOHは、ピンチェ・ロコを回避するとエル・エス・クレロで丸め込み技ありの3カウントを奪取。ダメージの深さから試合後は松本達哉に背負われた状態で「この俺が、ジュニアの新しい象徴です」とだけ言い残し退場した。
これまで「ジュニアの象徴」として長年君臨していたのは、今年2月に退団した高橋ヒロムだった。階級こそ違うものの団体の主力選手だったEVILも1月に退団。2人と同世代のYOHは本紙の取材に「僕が構造を入れ替えないといけないなと思うので。『ヒロムがいた方が面白かったな』とか『EVILがいた方が盛り上がってたな』とか、そういうことナシに次は俺でしょって。俺が盛り上げるから見ててって意気込みの表れですね。これからの新日本は僕たちが作っていくし、新天地での2人の成功を祈ってますね」と、あえて「象徴」という単語にこだわる理由を明かす。
だからこそ悲願のBOSJ初制覇は譲れない。優勝すればIWGPジュニアヘビー級王者DOUKIへの挑戦権も手に入る。今大会をボイコットした王者に対し「〝神様〟なので、まあそこはしょうがないんじゃないかなと。ただ小さい遊びしてんな、みたいな気持ちはありますね」と痛烈な言葉を浴びせつつ「僕は『100代に一人の逸材』を目標に掲げてるので。ベルトを取って、神様のスタイルを根元からぶっ壊そうかなと」とニヤリ。同王座の第100代王者となることで、今年1月に引退した棚橋弘至の「100年に一人の逸材」にちなんだキャッチコピーを手に入れ「象徴」の座を確固たるものにするつもりだ。
「やり過ぎ上等!!」がキャッチコピーの今大会で、YOHは「遊ぶ」をテーマとしている。開幕前の全体会見に石田純一風の服装で現れたのも「僕の中で〝プレイボーイ〟と言えば純ちゃん」という謎のこだわりからだった。
「昔は自分の中でスタイルに縛られてた部分があって、SHOとのすみ分けとか余計なこと考えちゃったりしてましたけどね。そういうのを取っ払って、自分を追求した結果の今って感じですね。みんな僕に対しておかわり状態になってきてるんですよ」。ついに唯一無二のオリジナリティーを手にしたYOHが、ジュニアを背負う資格は十分だ。













