米国・WWEの〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟イヨ・スカイが、「クイーン・オブ・ザ・リング」トーナメント第1ラウンド(R)を突破し、準決勝に駒を進めた。

 5月9日のPLE「バックラッシュ」で〝明日の女帝〟アスカに勝利し抗争に決着をつけ、WWEマットを離脱した女帝から後継者に指名された。同17日には元新日本プロレスEVILのNARAKUとの結婚を公表。ここ2週のロウでは出番がなかったが、31日のPLE「クラッシュ・イン・イタリア」を観戦し、大会後のポストショーではクイーン・トーナメントへのエントリーが発表されていた。

 同トーナメントを制すれば、真夏の祭典「バックラッシュ」(8月1、2日、ミネソタ州ミネアポリス)で最高峰王座に挑戦できる。世界王座奪回へ向け、1日(日本時間2日)のロウ(イタリア・トリノ)で行われた第1Rでは〝美しき狂気〟ジュリア、ロクサーヌ・ペレス、ラッシュ・レジェンドとフェイタル4WAY戦で激突した。入場時には人気者のイヨ以上に、父親がイタリア出身のジュリアに大声援が送られた。髪を金髪のショートに変えたジュリアも、気合満点だ。

髪を金髪に染め、父親の母国に〝凱旋〟したジュリア(©AbemaTV,Inc.)
髪を金髪に染め、父親の母国に〝凱旋〟したジュリア(©AbemaTV,Inc.)

 ゴングが鳴ると、ラッシュが巨体を生かして攻勢に出る。実績では他の3人をはるかに上回るイヨは、ジュリアを抱え上げたラッシュにスワンダイブ式ドロップキックを打ち込む。ジュリアもラッシュをギロチンチョークで捕獲。イヨとロクサーヌをキャッチしたラッシュには、ミサイルキックを発射した。続けてイヨをバックドロップで叩きつけ、大歓声を浴びた。

 イヨはロクサーヌにヘッドシザースを仕掛けたジュリアに同じ技をトライしたが、ラッシュがロクサーヌを逆エビ固めで締め上げると巻き添えにあった。ジュリアはNXT時代からのライバル、ロクサーヌとつばぜり合い。イヨは2人にまとめてミサイルキック、ダブルニーをぶち込んで1万2000人超の大観衆を沸かせた。

コーナーで争う(左から)イヨ、ジュリア、ロクサーヌ・ペレス(©AbemaTV,Inc.)
コーナーで争う(左から)イヨ、ジュリア、ロクサーヌ・ペレス(©AbemaTV,Inc.)

 4WAY戦は激しい攻防となり、ジュリアがラッシュにアリベデルチを放つも、ロクサーヌはイヨとジュリアにダブル攻撃。ラッシュはコーナーのジュリアとロクサーヌをチョークスラムで叩きつける。続けて2人にラッシュエクステンションを見舞うも、イヨがダイビングフットスタンプでラッシュを退治。最後は倒れていたジュリアを必殺のムーンサルトプレスで圧殺して、3カウントを奪った。

 結婚公表後の初勝利となった元世界王者は両手を突き上げて喜びを表すと、そのまま後ろに倒れ込んだ。次戦の準決勝ではベイリー vs ラケル・ロドリゲス vs ジェシー・ジェイン vs キアナ・ジェームズの4WAY戦勝者と対戦する。決勝戦の舞台となるPLE「ナイト・オブ・チャンピオンズ」(27日、サウジアラビア・リヤド)で、クイーンの証しとなる王冠を手にできるか注目だ。
 
 この日のロウは「ABEMA」にて放送された。