日本ハム・田中正義投手(28)が開幕から好投を続けている。
昨オフ、ソフトバンクにFA移籍した近藤の人的補償としてチームに加入した右腕は、開幕戦を1回無安打無失点で切り抜けると、そこから救援陣の一角として快投を連発。3試合連続無安打無失点で迎えた11日の古巣との対戦(ペイペイ)でも、同点の8回からマウンドに上がり3人をピシャリと抑えた。
これで開幕から4試合連続で無安打無失点(1四球)。今や日本ハム救援投手陣に欠かせない存在になりつつある。
田中正は2016年ドラフト1位でソフトバンクに入団も昨季までの6シーズンは未勝利。一軍通算登板も計34試合しかなかった。そんな未完の大器が、なぜ日本ハムで開花の兆しを見せているのか。
新たな環境や潜在能力もさることながら、チーム周辺でささやかれているのが「スマイル投法」だ。
田中正は今春オープン戦期間中に新庄剛志監督(51)からマウンド上での緊張をほぐす一環として「笑顔で投げなさい」と指示を受けた。以降、その言葉通り公式戦に入ってもマウンド上にいる限りはどんな場面でも笑顔を貫いている。これが本人の気持ちをリラックスさせ、好投を呼び込んでいると言われる。
田中正の笑顔を絶やさない投球スタイルに関しては他球団の関係者から「マウンド上で終始笑みを浮かべる(田中)正義は不気味そのもの。あの表情だけでも脅威」という声もあるが、相手が不敵な笑みでたじろぐようなら、今後も好投は期待できる。
ソフトバンク時代はたび重なる故障に泣かされたが、日本ハム加入後は順調に自身の能力を発揮し続けている。そこにリラックス効果があり、不気味効果もあるスマイルが加わったとなれば…。当分、田中正の快進撃は止まらないか。













