【米フロリダ州マイアミ30日(日本時間31日)発=福田孝洋】メッツ・千賀滉大投手(30)が後輩の新天地での好投を喜んだ。日本で30日に先行開幕した日本ハム―楽天戦(エスコン)で、千賀がソフトバンク時代に自主トレをともに行い師弟関係にあった日本ハム・田中正義投手(28)が登板。9回に3番手でマウンドに上がり、三者凡退に封じる好投で存在感を示した。
オフにソフトバンク・近藤のFA移籍に伴う人的補償で日本ハムに移籍した田中正。ソフトバンク在籍中は度重なる故障に泣き、2016年ドラフト会議で5球団が競合した潜在能力を発揮できなかった。そんな剛腕の将来性を信じ続けていたのが、千賀だった。一昨年オフに自ら声をかけ、自主トレに帯同。すでにメジャー挑戦意思を固めていた右腕は、田中正の野球への真剣な取り組みを評価し、ホークスの未来を託す思いからだった。
紆余曲折を経て、北海道の新球場で新たな一歩を踏み出した後輩の好投をもちろん知っていた右腕は「言うほど面倒を見たわけじゃないですが」と得意の〝千賀節〟をちりばめながら「いい投球をしたみたいですね。彼が開幕戦で投げているということがすべてというか、何よりもすばらしいことだと思います」と、優しさあふれるエールを送った。
自身は4月2日(同3日)のマーリンズ戦で待望のメジャーデビューを迎える。鳴り物入りで加入したメッツで大きな重圧を背負うが、日本の仲間に雄姿を届けるつもりだ。










