WWEのPLE「エリミネーション・チェンバー(EC)」(18日=日本時間19日、カナダ・モントリオール)が行われ、WWE&ユニバーサル統一王者ローマン・レインズ(37)がサミ・ゼイン(38)を下し、王座防衛に成功した。
レインズ率いる最強ユニット「ザ・ブラッドライン(BL)」を裏切ったゼインとの王座戦は、昨年春から続いてきたBLをめぐる、壮大な抗争の決着戦となった。しかもモントリオールはゼインの地元。ゼインの妻、ハディージャさんがリングサイドで見守る中で、会場は「サミ! サミ!」の大合唱で、統一王者には「くたばれ!ローマン」などと罵詈雑言のチャントが浴びせられた。
大ブーイングにご機嫌斜めのレインズはなかなか組み合わなかったが、強烈なアッパーカットを食らわせ、試合を有利に進める。場外では、ハディージャさんの眼前でゼインに〝口撃〟を浴びせやりたい放題だ。
それでも大歓声を背にゼインはラリアートを連発して反撃。ハディージャさんに景気づけのキスをすると、コーナー上段からサンセットフリップパワーボムを見舞った。さらに王者の裏投げ、スーパーマンパンチを何とかしのぎ、必殺のスピアーをかわしエクスプロイダーから超人パンチ、ヘルヴァキックを決めた。
だが、難攻不落の王者は崩れず。レフェリーがコーナーでの攻防に巻き込まれてダウンした隙に、BLのジミー・ウーソが乱入しスーパーキックからウーソスプラッシュをゼインに見舞った。ゼインはレインズのカバーをはね返すと、王者の必殺スピアーにも3カウントを許さない。一進一退の激闘はレインズのスーパーマンパンチがレフェリーに誤爆し、またしてもレフェリー不在に…。レインズはセコンドのポール・ヘイマンからイスを手渡されたが、ここでBLのメンバーでゼインと不思議な絆のあるWWE統一タッグ王者ジェイ・ウーソがリングイン。レインズからイスを渡され、ゼインを殴るように命じられた。
ジェイがちゅうちょすると、レインズが怒り出した隙に、ゼインのスピアーがジェイに命中。王者はイスでゼインをメッタ打ちにして、最後は雄たけびを上げてからスピアーを放ち、3カウントを奪った。試合後もジミーとともにゼインを攻め立てると、ケビン・オーエンズが救出に駆けつけた。ゼインは統一王者にヘルヴァキックを見舞い、観客の留飲を下げた。
何とかベルトを死守したレインズはこれで、祭典「レッスルマニア39」(4月1、2日、カリフォルニア州イングルウッド)で、〝アメリカン・ナイトメア〟コーディ・ローデスの挑戦を受けることが正式決定。2年半にわたり王座に君臨する〝トライバル・チーフ〟は、今年も絶対王者のままで祭典に向かうことになった。












