ノアの無頼派集団「金剛」率いる拳王(37)がGHCヘビー級王者・清宮海斗(26)を絞め落とし、同王座戦(来年1月1日、東京・日本武道館)へ弾みをつけた。

 19日の東京・後楽園ホール大会で征矢学、近藤修司と組み、清宮、田中将斗、小峠篤司組と激突。王座戦を控えた2人は先発で登場し、エルボー合戦で激しい火花を散らした。

 その後、拳王が清宮の顔をなでまわし「お前、頑張ってるよ」と挑発すると、怒りのスイッチが入った清宮から連続でエルボーを浴びせられてしまう。

 それでも余裕の表情を浮かべた拳王は「来いよ!」とさらに挑発。2人の戦いは激しさを増し、場外で大乱闘を繰り広げた。

 終盤では王者のシャイニングウィザードで追い込まれた拳王だが、ハイキックで反撃。続けて側頭部に蹴りを放ち、スリーパーホールドで捕獲した。渾身の力で絞め上げ、動かなくなった清宮を見たレフェリーが試合を止めた。

 拳王は「おい清宮、今日も頑張っていたな。ただな…今日も頑張っているだけなんだよ!」と声を荒らげ「ただ頑張っているおめえがチャンピオンで、ノアは来年どうするんだ? (グレート)ムタ対中邑(真輔)に話題をすべて持っていかれて、このGHCのベルトが泣いてるぞ」と言い放った。

「1月1日にこのベルトを巻いてるのは拳王だ。俺についてこい!」。ファンに呼びかけた反骨の男が3度目の戴冠へ一直線だ。