揺れる王道を守る。全日本プロレスの3冠ヘビー級王者の宮原健斗(33)が年初のタイトル2連戦に闘志をみなぎらせた。

 大日本プロレス・野村卓矢との越境タッグで臨んだ暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」は序盤、コンビネーションに苦しんだが、中盤から徐々に息が合い白星も先行。最終日となった7日の後楽園大会で石川修司、サイラス組との優勝決定戦に持ち込むと、鮮やかな連係技から最後は宮原がシャットダウンスープレックスホールドで石川を沈めた。

 これにより来年1月2日の東京・後楽園ホール大会で諏訪魔、KONO組が持つ世界タッグ王座への挑戦が決定。さらに卓矢の3冠挑戦表明を受けて翌3日の後楽園ホール大会でV3戦を行うことになった。

 宮原は「今しかないタッグだからこそ、優勝トロフィーを撮ることができた。だから1月2日にベルトも必然的に俺たちの腰に巻かれることになる」と3冠と世界タッグを同時に戴冠する〝5冠〟達成を宣言。3日のV3戦に向けて「勝って、体中ベルトまみれにしちゃおうかな、という感じですよ」と笑みを見せた。

 一方でこの日、ジェイク・リーら3選手の退団が発表されたことに「僕のリング上の姿を見ていれば、僕の背中を見ていれば(大丈夫だと思わせる)。プロレスファンにはワクワクしたり、不安に感じることも含めて全てを楽しんでもらいたいので。表に出る身として、そういうものを見せていきたい」とエースの覚悟を口にした。

 対する卓矢は「(全日本に上がっている)一番の目的は3冠なので。勝って、大日本史上初の3冠ベルトを取りたい」と鼻息を荒くする。さらに挑戦経験のあるアブドーラ小林からのアドバイスは「僕から聞かなくても自分からしてくると思います」と、話半分で聞く構えを見せた。