新日本プロレスのザック・セイバーJr.(35)が、全日本プロレスのジェイク・リー(33)に〝越境ラブコール〟を送った。

 藤波辰爾デビュー50周年記念ツアー最終戦のドラディション代々木大会(1日)に、唯一の外国人選手として参戦。ジェイク、船木誠勝とトリオを結成し、内藤哲也、鷹木信悟、長井満也との異色対決でチームの勝利に貢献した。試合後は「タツミ・フジナミはプロレスの歴史の中で最も大事な人物の一人だ。50周年なんて信じられない。現代のプロレスを形づくったのは彼だ。特別な試合に出られてうれしいよ」とレジェンドへの敬意を口にした。

 大きな収穫もあった。大会後にザックは「ジェイクについてのコメントを忘れてしまっていた」と記者を呼びつけ、初共闘した他団体選手の潜在能力を絶賛。「藤波の記念大会で、こんなにジェイク・リーのイメージが強くなるとは思っていなかったよ。俺に大きなインパクトを与えてくれた。彼はハンサムと怖さを同じくらい持っているな」と笑みを浮かべた。

 ジェイクは2021年に3冠ヘビー級王座初戴冠を果たすなどブレーク。今年4月の後楽園ホール「還暦祭」では対戦した棚橋弘至から新日本参戦を提案されるも、実現には至っていない。

 そんな状況下においてザックも「ここ数年、全日本で彼を見ている。特に(宮原)健斗との3冠戦。だから組むのが楽しみだったんだけど、圧倒されたよ。彼のアプローチにはMMAのバックグラウンドが見えるが、クラシックな王道スタイルと完璧なバランスを保っている」と太鼓判。「また組みたいね。来年は新日本にも来てもらいたいし、G1クライマックスには最適だと思う」と最高峰リーグ戦の出場メンバーに推薦した。

 記念興行で生まれた新展開は、来年のプロレス界にどのような影響を及ぼすか。今後の動向から目が離せなくなりそうだ。