ノアのGHCヘビー級王者・Yoshiki Inamura(稲村愛輝=33)が防衛ロードの先に米・WWEの〝ルーラー〟オバ・フェミ(27)とのリベンジマッチを見据えている。

 稲村は5月2日両国大会でのシェイン・ヘイストとのV7戦を控えている。29日神奈川大会では最後の前哨戦に勝利し、防衛に弾みをつけた。

 稲村とシェインはWWE傘下のNXTへの参戦経験という共通点がある。稲村は昨年7月には当時のNXT王者のオバに挑戦するも、ジョシュ・ブリッグスの介入もあり王座戴冠はならず。一方、オバはその後名声を高め、ついには祭典「レッスルマニア42」(19日=日本時間20日、米ラスベガス)で〝ビースト〟ブロック・レスナーを破る快挙を成し遂げた。

あのブロック・レスナー(左)をパワーで圧倒したオバ・フェミ(©WWE)
あのブロック・レスナー(左)をパワーで圧倒したオバ・フェミ(©WWE)

 この試合を見ていたという稲村は「自分はオバが勝つのを望んでいましたけどまさか現実になるとは…。オバは真面目でジェントルマンな男。それだけの強さや価値を得る男だと思っていたので、すごくうれしかったです」と喜んだ。さらには「またいつかオバと試合がしたい。混じりっけなしの1オン1でね。僕が防衛し続ければそういうチャンスもあるのかな」となんとベルトをかけての再戦という青写真を披露した。

 WWEとノアは近年連携を深めており、V6戦前には挑戦者アルファ・ウルフのセコンド、ヨシ・タツがGHCヘビー級王座のWWEへの移動を画策したほどだ。この計画は稲村の防衛により頓挫したが「僕がチャンピオンのまま向こうに持っていけばいいだけ。ノアのレスラーとしてNXTやWWEに参戦できるのが一番かな」と意欲を見せた。

 取材を終えた稲村はテスラ社の電気自動車、サイバートラック(レンタル品)にさっそうと乗り込み一路首都高速へ…。シェインへの勝利を壮大な夢への一歩とすることはできるか。