WWEのサウジアラビア決戦「クラウン・ジュエル」(5日=日本時間6日、リヤド)で、悪のユニット「ダメージCTRL(DC)」のイヨ・スカイ&ダコタ・カイがWWE女子タッグ王座奪回に成功した。

 イヨとダコタは前回ロウで、約1か月ぶりにケガから復帰したアスカとアレクサ・ブリスの強力タッグに敗れ王座陥落。サウジ決戦で即リマッチとなったが、女性の肌の露出が制限されるイスラム圏での試合とあって、4人とも全身タイツ姿で登場した。

 序盤から会場には「アスカ! アスカ!」のチャントが起こり、女帝は中東で大人気。声援を受けたアスカはショルダータックルから、フェースバスターでイヨの顔面をアレクサのヒザに打ちつける合体攻撃を見舞った。

 DCはイヨがアレクサ、ダコタがアスカからヒップアタック、スライディングキックを浴びて劣勢。だが、アスカがコーナーに上がると、イヨが驚異的な身のこなしでスワンダイブ式のドロップキックを放った。強烈な一撃でロープに宙づりとなったアスカに、ダコタがキック一閃。これで場外に落ちたアスカは、右ヒザを痛めてしまう。

 DCは一気にアスカの右ヒザを狙って集中攻撃。イヨは高速のドラゴンスクリューで痛めつけた。王者組はアレクサが踏ん張り、トルネードDDTでダコタの頭をマットに突き刺した。さらには、コーナー上段のアレクサに合体式の雪崩式ブレーンバスターを仕掛けるイヨとダコタを、アスカが3人まとめてパワーボムで投げ捨てる離れ業を披露。会場熱狂の白熱の激闘となった。

 アレクサはダコタにDDTから、再度のツイステッドブリスを狙って、コーナー上段へ。イヨとアスカは殴り合いを続けたままリングに入ると、レフェリーが止めに入った。ここで突如、ニッキー・クロスが出現。レフェリーの死角を突き、回転式のネックブリーカーをアレクサに放ち、KOしてしまった。

 ダコタがダウンしたアレクサをカバーすると、気づいたレフェリーが3カウント。イヨ&ダコタは王座陥落からわずか5日で、まんまとベルト奪回に成功した。 
 
 一方、マスクを脱いだニッキーは2週前のロウでイヨとダコタを襲ったかと思えば、ロウ女子王者ビアンカ・ブレアに敵に回し、今回はアレクサを襲撃するなど、行動が支離滅裂。果たしてこのままDCに加担するのか? それとも新たな目的があるのか? 注目が集まる。