【ニッキーASH(ロウ)】野性的な“怪女”から一転、スーパーウーマンに変身して人気を集めているのがニッキーASHだ。

 スコットランド・グラスゴー出身の33歳。グラスゴー大学を卒業後にプロレスラーを目指し、フィットネストレーナーとなり、地元団体のSWAで2008年9月にデビューを果たす。その後はニッキー・ストームとして英国、米国、欧州、日本を単独サーキットしてキャリアを積んだ。当時からサイコパス的な何だかよく分からない“怪女”的キャラクターで注目を集め、長い下積みの末、15年に英国でトライアウトを受け合格。16年4月にWWEと契約し、NXTでデビュー。同年8月にリングネームをニッキー・クロスに変更した。

 その後はヒールユニット「サニティ」に加入して独特の“怪女”キャラで注目を集める。18年12月にはスマックダウン(SD)に昇格。翌年にドラフトでロウへ移籍すると“小悪魔”アレクサ・ブリスとのタッグで人気を集め、19年8月と20年3月にはWWE女子タッグ王座を獲得する。

 しかし小悪魔が“ザ・フィーンド(悪魔)”ことブレイ・ワイアットに洗脳されて悪魔の世界に入ると亀裂が生じてしまう。何とか正気に戻そうという努力もむなしく、アレクサは洗脳から解けることなく、名コンビは解散に至った(アレクサは後に洗脳から解ける)。

 その後は持ち前の馬力を発揮。21年6月からはスーパーマンのようなコスチュームを着用したニッキーASHに変身。21年7月の「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」女子ラダー戦でまさかの優勝を飾ると、翌日のロウ大会で「いつでもどこでも王座に挑戦できる権利」を行使。“女王様”シャーロット・フレアーから王座を奪うも8月の「サマースラム」で王座を失ってしまう。

 しかし新たなパートナーを元ロウ女子王者のリア・リプリーとするや、9月にWWE女子タッグ王座を奪取。自身3度目のタッグ王者となった。王座転落後はリアと離反して超巨漢女ドゥードロップとコンビを組む。ハチャメチャなようで実力は本物。WWEの“スーパーウーマン”のさらなる暴れっぷりに注目だ。