最下位の阪神に13日、さらなる衝撃が走った。

 12日までに特例抹消された江越大賀外野手(29)がこの日までに新型コロナウイルス陽性判定を受けたほか、12日の試合後に一軍首脳陣・スタッフ、選手を対象に行ったPCR検査において、新たに伊藤将司(25)、藤浪晋太郎(28)の2投手も陽性判定を受けた。現時点で2人に発熱等の自覚症状はなく、自主隔離中。今後は医療機関と管轄の保健所の指示に従い対応をしていくという。

 さらに山本泰寛内野手(28)、馬場皐輔投手(26)の2人に濃厚接触者としての疑いがあり、NPB感染拡大防止特例22に基づき、出場登録を抹消する。

 コロナ感染は不運だが、チームにとっては緊急事態だ。

 感染が発覚した伊藤将、藤浪は13日と14日に先発予定のローテーション投手だった。

 チームは急遽、二軍から尾仲祐也(27)、石井大智(24)、加治屋蓮(30)の3人を呼び寄せ、投手陣のスタッフを補充。代役の先発としてきょう13日は小川一平(24)をたて、中日戦に臨むことを決めた。

 低迷が続くチームを襲った〝コロナショック〟。果たして矢野阪神は、この大ピンチを跳ね返すことができるか。