巨人は14日の西武戦(ベルーナ)に0―1で零封負けを喫し、交流戦を10勝6敗2分けの貯金4で全日程を終了した。

 先発した井上は6回途中1失点ながら、打線の援護に恵まれず5敗目(5勝)。攻撃面では2度のけん制死もあり、橋上監督監督代行は「いろんな面で収穫はありました。本当の戦いはここから」とナインを責めず、19日から再開するリーグ戦を見据えた。

 最終戦を勝利で飾ることはできなかったものの、交流戦で勝ち越したのは2023年以来、3シーズンぶり。その立役者は、この日「2番・中堅」で先発出場し、打率3割6分5厘(52打数19安打)で交流戦の暫定首位打者に浮上した松本剛外野手(32)だった。

 昨オフに国内FA権を行使し、巨人から即戦力として大きな期待を受けて2年総額2億5000万円(推定)で加入。開幕スタメンにも名を連ねたが、打率は2割台前半、時には1割台に低迷するなど、ネット上では獲得を疑問視する声も上がった。

 しかし、日本ハム時代の22年に打率3割4分7厘で首位打者に輝いた実力はダテではなかった。交流戦で本領を発揮し、打撃に加えて2盗塁もマークして存在感を放ってきた。これには亀井外野守備兼走塁コーチも「やっぱり剛の活躍は大きい。ジャイアンツに慣れてきたっていうのもあるだろうし、(シーズンへの)入りは悪かったけど、機動力を生かして先頭を切ってやってくれている」とうなずいた。

 交流戦開幕時は打順も8番や9番の下位だったが、今や2番や1番が定位置となりつつある。松本の活躍もあり、チームはシーズン通算34勝28敗2分けでセ・リーグ首位をキープ。このまま上昇気流に乗せられるのか、リーグ戦再開後の活躍が鍵を握りそうだ。