阪神・森下翔太外野手(25)が1日のヤクルト戦(神宮)に「3番・右翼」として先発フル出場し、リーグトップを独走する25号2ランを含む4打数2安打2打点1四球。若き主砲に牽引された猛虎は7―3で池山燕に競り勝ち3連勝。巨人と1ゲーム差の単独首位に躍り出た。

 7月29日の球宴第2戦(富山)を「下半身のコンディション不良」で欠場した背番号1にとって、この日は同月26日の巨人戦(甲子園)以来となるスタメン復帰。定位置である右翼守備も無難にこなし復調ぶりを周囲に印象づけた。

 勝負強いパワフルな打撃も健在だった。2―3と1点を負う2回一死一塁の場面では相手先発・高橋が投じた初球のカットボールを迷いなく強振し白球を左翼席へ。相手守備陣もインパクトの瞬間に打球を追うことを諦める完璧な当たりだった。「逆転された直後のイニングだったので『つないで1点』という意識が最高の結果につながった」と森下本人も満足そうに振り返る。

 ゲリラ豪雨の影響で2度の中断を挟んだゲームが終了したのはプレーボールから4時間34分後となる午後10時34分。湿気と熱気が充満する真夏の夜のロングゲームをもぎとった25歳は「(2度の中断で)いい意味で1回、集中力を切れたかな」と貫禄のようなものまで漂わせる。

 藤川監督は「最後まで分からないゲームになるだろうと思っていた。きょうは総力戦。27個のアウトをみんなでよく取ってくれた」と森下をはじめとしたナインたちを称えた。