ブルージェイズの岡本和真内野手(29)が13日(日本時間14日)、本拠地トロントでのヤンキース戦で2試合連続となる15号ソロをかっ飛ばし、大きな存在感を示した。

 弾丸ライナーで左翼席に突き刺したのは3回の第2打席だった。好打者でもさばくことが難しい内角高めへのフォーシームが3球続き、最後は98・4マイル(約158・4キロ)のボール球を一閃。両チームとも無得点だった均衡をひと振りで破り、待望の先制点をもたらした。チームはあえなく1―3で逆転負けを喫したが、主砲のゲレロが3本塁打と伸び悩む中で貴重な長距離砲として役割を果たしている。

 米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」の電子版「ON SI」がまず着目したのは、打った相手だ。右腕のキャメロン・シュリトラー投手(25)はメジャー2年目ながら昨季は14試合に先発して防御率2・96の好成績。今季も試合前時点で14度の先発で7勝(3敗)を挙げ、防御率はア・リーグで唯一の1点台となる「1・87」で独走してきた超難敵だ。

 計算上は1試合で2失点もせず、今年のサイ・ヤング賞候補にも挙げられる投手から一発を放ち、同誌は「チームが大きなプレーを必要とした時、彼(岡本)はまたしても決定的な場面で結果を出した。どのイニングであろうと、シュリトラーから1点でも奪うことは並大抵なことではない」と賛辞を並べた。

 さらに、生活を含めて何もかもが日本と異なる環境下で1年目から結果を積み上げていることも「着実に成長を見せている」と称賛。直近15試合でマークした打率2割7分8厘、4本塁打、12打点、OPS0・870などの成績を挙げ「自信を取り戻した彼は打順を徐々に上げてきている。また、チームの他の長距離打者が不振に陥っているため、上位打線には彼の長打力が必要」「ブルージェイズは再び調子を上げつつあり、今最も注目すべき選手は岡本だ」と断じた。

 巨人時代に3度の本塁打王に輝き、在籍した11年間で248発。その実力はやはりダテではない。