ドジャースの大谷翔平投手(31)は14日(日本時間15日)に敵地シカゴでのホワイトソックス戦に「1番・DH」で先発出場し、2打数無安打だった。打率3割2厘。チームは首位対決を1勝2敗と負け越した。カード負け越しは5月8~10日(同9~11日)のブレーブス戦以来、10カードぶりだ。

声援にこたえる村上(ロイター)
声援にこたえる村上(ロイター)

 初回先頭は捕手打撃妨害で出塁した。1―0の3回一死無走者は2番手の左腕ニューカームの内角高めのスラーブにバットは空を切った。5回二死三塁は申告敬遠。2―6の7回一死無走者は4番手の右腕テーラーの真ん中低めのカーブに空振り三振に倒れた。一発出れば同点の9回二死二塁は守護神ドミンゲスからストレートの四球と打撃では見せ場がなかった。

 この日、MLB公式サイトが注目したのは7回の4打席目に放ったファウルだった。「大谷と村上はファウルボールの後、笑い合う」と題して大谷とホワイトソックスの村上宗隆内野手が試合中に笑い合うビデオを公開した。カウント1―2から真ん中高めの97・6マイル(約157キロ)のフォーシームをファウル。打球が三塁ベンチに飛び、大谷は大声を上げて警告した。驚いた表情の村上はボールが当たったかのように大げさなアクションで帽子を後ろに飛ばしてニヤリ。これに打席の大谷も笑顔で返した。

 何でもない場面だが同サイトが取り上げたのは当然だろう。大谷はMLBを代表するスーパースターで村上は右太もも裏の張りで離脱中だが、5月中に20本塁打放っており、注目の存在。2人のホームラン合戦を楽しみにしていたファンは多い。今季のドジャースとホワイトソックスのレギュラーシーズンの対決はこの3連戦のみ。貴重な絡みなのだ。

 実は同サイトの公式X(旧ツイッター)は13日(同14日)に「旧友である大谷翔平選手と村上宗隆選手が再会し、ちょっとしたエンターテインメントを提供しました」と題し、NHKBSが13日に放送した画面を紹介している。大谷が村上に対して両手を両耳付近に近づけるジェスチャー。村上の髪の毛が帽子からはみ出しているのを指摘したようだ。また、帽子をとって「あいさつがなかったじゃないか」とポーズを見せると、村上は腕時計をさすようなポーズで「球場入りが遅かったじゃないですか」とやり返した。

 こんなやりとりを紹介するのもMLBや米国の野球ファンが大谷と村上に注目しているからこそだ。