思わぬブレーキを、勝負の後半戦へ向けた〝充電期間〟に変えられるか――。阪神・森下翔太外野手(25)は「マイナビオールスターゲーム2026」で79万498票を集め、ファン投票トップで選出されたが、「下半身のコンディション不良」により29日の第2戦(富山)を欠場した。

 全セを率いた藤川監督は同日の試合後、森下の状態について「プレーをしていればね、必ずそういうことはありますから。ファン投票1位の選手ですから。これは明日、明後日になってみてからですね」と説明。31日のヤクルト戦(神宮)から始まる後半戦初戦に出場できるかは、依然として不透明だ。

 ただ、今季一度も立ち止まることなく走り続けてきた森下にとって、今回の休養は決してマイナスばかりではない。3月のWBCに日本代表として出場し、そのままシーズンへ突入。開幕後も虎打線の中軸を担い、自打球や死球を受けても翌日にはグラウンドに立ち、前半戦は全91試合に出場した。

 その一方、20日のDeNA戦(甲子園)では、8回の打撃後に足の痛みをこらえるようなしぐさも見せていた。28日の球宴第1戦後にも「少しコンディション不良があって、明日以降様子を見てになると思います」と明かした。WBCから続く長丁場を踏まえれば、心身に疲労が蓄積していても不思議ではない。

 後半戦初戦に間に合うかは今後の状態次第だが、球宴期間の休養は心身をリフレッシュさせる貴重な時間にもなる。藤川監督も選手のコンディションを最優先し、主力に無理をさせない方針を示している。

 巨人と同率首位で迎える後半戦。セ・リーグトップの24本塁打を放つ森下がV争いに欠かせない存在であることは言うまでもない。この小休止を再加速への助走に変え、勝負どころで再び猛虎打線をけん引できるかがキーポイントとなる。